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【栃木】

台風19号 「ためた水も尽きた」 給水所に住民、相次ぎ訪れ

給水所で給水する市民ら=那須烏山市で

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 「お風呂にためておいた水も尽きてしまった」−。台風19号が猛威をふるった県内では、十六日になっても断水が続いている地域があり、給水所に水を求める人たちが相次いで訪れた。一方、友好都市から救援物資が届くなど他の地域からの支援も受けながら、各地で早期復興を目指している。 (原田拓哉、小川直人)

 那須烏山市では、十六日になっても、一部地域で断水が続いた。市内七カ所に設けられた給水所には、ポリタンクなどを手にした市民が次々訪れた。

 烏山中央公園では、自衛隊の給水車三台が配置されたほか、近くにはお風呂に入れるテントも設置されている。

 二十リットルのポリタンク三個に給水した会社員高野昭一さん(47)は「断水になることが分かっていれば、お風呂に水を張っておけたのですが。給水の容器を購入するにも市内の店は品切れで、遠くまで出掛けた。一番困るのはトイレ。一人暮らしですが、一日二回、給水に来てます」と困惑の表情だった。

 娘夫婦と孫ら六人暮らしという主婦(70)は「台風に備えて、お風呂に水をためておいたのですが、それも尽きてしまいました。孫の弁当も作れなくて困っていますが、髪を洗いたいので、お風呂に入りたいです」と、ペットボトルを何本も車に詰め込んでいた。

 市によると、浄水場の浸水により一時四千世帯が断水。応急措置などにより十六日午前中までに復旧が進んだが、境地区など八百世帯で断水が続いている。復旧の見通しは立っていないという。

 

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