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【栃木】

命を守る防災ラジオ 下野のコミュFM 高齢者などに配布へ

外観が完成した「FMゆうがお」のスタジオ=下野市で

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 下野市は、コミュニティーFM「FMゆうがお」が12月中旬に予定する開局に合わせ、災害時の緊急情報を受信できる防災ラジオを高齢者世帯などに配布する。同市のJR自治医大駅東口近くに開設されるFMゆうがおのスタジオもほぼ完成した。台風19号を受け、避難などより早い対応が迫られる中、市民の安全を守る重要な情報伝達の手段になりそうだ。 (小川直人)

 配布する防災ラジオは、電源が入っていなくてもFMの電波で自動的に起動し、国の全国瞬時警報システム(Jアラート)や緊急地震速報、市からの避難情報などの緊急情報を聞くことができる。

 市は、防災ラジオ三千台を用意する。八十歳以上のみの高齢者で構成する世帯や視覚障害者のいる世帯に無償貸与するほか、七十五歳以上の世帯には二千円で、一般には五千円で、それぞれ販売する。

 FMゆうがおは、九月初旬に総務省からの予備免許を取得。周波数は八七・九メガヘルツに決まった。公設民営方式でケーブルビジョン(栃木市)が運営を担う。十一月中に試験放送を実施して正式な免許を得て、十二月中旬に開局する計画。

 スタジオは木造平屋で床面積約百八十平方メートル。外観は完成し、内部の整備が進められている。市民が集えるオープンスペースもあり、放送しているスタジオ内の様子は外から見ることもできる。

 広瀬寿雄市長は、FMゆうがおの開局について「災害時には住民に近い場所から必要な情報を発信でき、効力はあると思う」と期待し、「(放送を)有効に活用してもらうため、高齢者にラジオを配布する」と説明した。

 コミュニティーFMは、地域の情報のほか、緊急時の災害・防災情報などを発信する。開局すると、県内では栃木、宇都宮、小山に続いて四市目となる。

 

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