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【栃木】

もみじ通りにアートの彩りを 宇都宮 マンション空き店舗をギャラリーに

自作の前に立つ小楠さん(右)とギャラリーのオーナー相良さん=宇都宮市で

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 新たな店舗ができるなどにぎわいを取り戻しつつある宇都宮市の「もみじ通り」に、新たなギャラリーが誕生した。マンションを所有する相良多佳子(さがらたかこ)さん(72)が「芸術活動の支援の場になれば」と、事務所だった空き店舗をリニューアルした。第一弾としてマンション在住でアクリル画家として活躍する小楠(おぐす)アキコさん(44)の作品展が開かれている。 (原田拓哉)

 相良さんが所有する「もみじコーポ」一階の一室にオープンする「もみじギャラリー」。広さは約五十平方メートルで、約十年前から空き店舗になっていた。相良さんの父親がかつて、画廊を経営していたことなどから、自宅には版画など多くの作品が残されていた。

 このため空き店舗の活用方法の一つとして考えていたギャラリー運営が、結婚を機に三年前にマンションに移り住んだ小楠さんとの出会いもあり、実現した。

 東武宇都宮駅に近く、東西に三百メートルほどの「もみじ通り」は、かつて八十の店が軒を並べ、住宅地の商店街としてにぎわいを見せていた。しかし、道幅が狭く、駐車場もないこともあって空き店舗が目立つようになり、現在では商店会も解散している。

 ただ、最近ではカフェ、ドーナツ店、美容院などが相次いで出店、通りの活気も戻ってきた。相良さんも「シャッターを閉めたままにはしておけない」という思いも募ったという。

 小楠さんは、太陽とヒマワリをモチーフにする「ハッピー太陽画家」。二科展などで入選しているほか、ロンドンやベルリンなど世界各地の展覧会にも作品を出品している。

 今回は、初めてヒマワリを描いた「ハッピーひまわり畑」(二〇一一年)やスペインのマドリードに取材旅行に出向いた「ハッピースペイン」(一六年)など二十点を展示する。

 「地元の芸術家たちの集いのスペースになり、『もみじ通り』が『アーティスト通り』と呼ばれるようになれば」と相良さん。

 創作活動の合間に、ギャラリーのスタップに加わる小楠さんは「こんな場所ができることをずっと願っていた」と話す。

 小楠さんの作品展は二十五日までで、その後、相良さんが趣味で作った押し花と、小楠さんの作品の「二人展」などを予定している。問い合わせは、ギャラリーもみじ=電090(1810)7250=へ。

 

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