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【栃木】

<小森信道の東奔西走 自転車レース取材記>弱虫ペダル幕張クロス  緩やかでも成長証明を

若手2選手に屈して3位と悔しい結果に終わった小坂選手。成長曲線は緩やかになってはいるが、それでも成長を信じて戦うしかない=3日、千葉市で

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 自転車シクロクロスの国内シリーズ戦、ジャパンシクロクロス(JCX)シリーズの第二戦「弱虫ペダル幕張クロス」が三日、千葉市の幕張海浜公園で開催された。

 十月十四日に開催予定だった第一戦「茨城シクロクロス取手ステージ」が、日本列島に甚大な被害をもたらした台風19号の影響を考慮して中止になったため、今レースが実質的にJCXシリーズの開幕戦。

 宇都宮ブリッツェンの小坂光選手にとっても、十二月八日に行われる全日本選手権とJCXシリーズのダブルタイトル獲得に向け、勝利を収めて波に乗りたいレースだ。

 しかし、小坂選手はスタート直後こそ現全日本王者の前田公平選手、そして前週の東北シクロクロスシリーズさがえラウンドで勝利している織田聖選手の弱虫ペダルサイクリングチーム勢と先頭争いを演じたものの、その後は離され、単独で三番手を走り続ける厳しい展開に。結局、最後まで遅れを取り戻せず三位でレースを終えた。

 今年三十一歳になった小坂選手は、かつての自分がそうだったように、伸び盛りの若手選手の急激な成長の前に屈することが多くなった。忍び寄る「世代交代」の波に逆らえない状況だ。

 それでも、自身の身体の変化を見極めてしっかり受け入れ、日々のトレーニングや食生活を柔軟に変化させていけば、この先数年にわたってトップレベルで戦えるだけの肉体的資質と技術は持っている。

 確かに、描く成長曲線は若手選手と比較してしまえば緩やかだ。だが、緩やかであっても、決して成長しないというわけではない。それは、さまざまなスポーツでベテランといわれる選手たちが歓喜の瞬間を味わっていることが証明している。

 次は、小坂選手がそれを証明する番だ。

 <レース概要> 国際自転車競技連合(UCI)公認の国際レース。コースは舗装や芝生の平たん路、急斜面やテクニカル区間が効果的に配され、総合的な能力が要求される好コースとして知られている。

 

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