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【栃木】

初代小山藩主・本多正純の実像に迫る 小山市立博物館で企画展

本多正純の関連資料などを紹介している会場=小山市で

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 江戸幕府を築いた徳川家康の側近として知られ、小山藩主だった本多正純(一五六五〜一六三七年)を紹介する企画展が、小山市の市立博物館で開かれている。今年は、正純が小山から、宇都宮に国替えしてからちょうど四百年の節目に当たる。関連資料などから小山藩と正純の実像に迫る。十二月一日まで。 (原田拓哉)

 家康に仕えた正純は、関ケ原の戦い前後から頭角を現し、随一の側近と言われた。江戸時代初期の一六〇八年ごろに、小山に配され、一九年に宇都宮に国替えした。初代で、最後の小山藩主でもある。

 企画展では、正純が使ったとされる本多家の家紋が入ったおわんや短刀などを紹介している。正純の肖像画が残されていないため、加賀藩の家老だった弟の政重と父の正信の肖像画から、正純の姿を連想してもらう。政重関連では、かぶとや陣羽織などを展示している。

 正純は、江戸幕府二代目将軍の秀忠に疎まれ、財宝が幕府に没収されたことで、残されている関連資料も限定されているという。

 もう一人の弟の忠純には、幕府から当時の事情を記した書簡も届けられている。忠純は小山に隣接する榎本藩の藩主を務めた。

 学芸員の佐久間弘行さんは「正純関連の単独の企画展は、これまで開かれた例がないと思う。幕藩体制を築いた功績は大きく、小山に、こうした藩主がいたことを知ってもらう機会になれば」と話す。二十二日と月曜休館。入場料は大人二百円、大高生百円。問い合わせは小山市立博物館=電0285(45)5331=へ。

 

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