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【栃木】

旧南間ホテル別館(益子町) 国有形文化財に登録へ

旧南間ホテル別館(ましこ悠和館)の外観(いずれも県教育委員会提供)

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 国の文化審議会が十五日、萩生田光一文部科学相へ答申した国登録有形文化財(建造物)に、県から益子町の旧南間ホテル別館(ましこ悠和館)が含まれた。上皇さまがかつて疎開されていた歴史を持つ建物。地元関係者から歓迎する声が聞かれた。 (北浜修)

 益子町によると、建物は木造二階建て。延べ床面積は六百平方メートル。もともとは奥日光にあり、一九七三年、同町の窯元が譲り受けて町内へ移築し、イベント会場などに使われてきた。二〇一六年に町へ寄贈。町は約二億円をかけて改修し、今年六月から、内部をギャラリーとして一般公開している。

 宿泊用の五部屋も改修し、うち一部屋を見学できる。今後は宿泊施設としても稼働する予定という。

 県教育委員会によると、建物は、バルコニーにある手すりの両端がはね上がっている刎高欄(はねこうらん)などの和風意匠を巧みに取り入れている外観に特徴がある。室内では床に銘木(めいぼく)を使用するなど、近代和風ホテル建築の好例という。

 「御座所」と呼ばれる部屋では、疎開で滞在していた上皇さまが玉音放送を聞いたとされ、昭和史を振り返る上でも特筆すべき建物となっている。登録へ向けた今回の答申について、益子町教育委員会生涯学習課の担当者は「貴重な由緒ある建物として、人々に認知される機会となる。多くの方に来ていただければ」と歓迎している。県内の国登録有形文化財(建造物)は二百四十七件となる。

旧南間ホテル別館(ましこ悠和館)の御座所

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