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【栃木】

復興への希望ともる 台風19号で氾濫、栃木・巴波川で竹あかり

点灯した竹あかりを見守る栃木工業高の生徒ら=栃木市で

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 「台風から復興のあかりに」。蔵の街、栃木市の冬を彩る恒例イベント「うずまの竹あかり」が十五日、中心市街地を流れる巴波(うずま)川左岸で始まった。観光関係者や市民有志でつくる開運・幸来(こうらい)あかり実行委員会が運営する。今年は台風19号の影響で巴波川が氾濫、竹あかりづくりを担う栃木工業高校も被災したが、関係者の努力により二週間遅れで開催にこぎ着けた。 (梅村武史)

 「復興への希望のあかり。われわれのあかりを見てまた頑張ろうという気持ちになってほしい」。森田裕男(やすお)実行委員長は幸来橋で開かれた点灯式で語った。

 竹あかりは高さ二十〜七十センチ。川沿いに並べられ、ほのかなあかりで歩道を照らす。竹筒内に昼光色の発光ダイオード(LED)を入れ、表面に小さい穴で動物やキャラクターの模様を付けてある。

 製作は栃木工高三年生が課題研究の一環で担い、地元の小中学生も協力している。今年も夏ごろから作業を開始し、ほぼ完成していたが、十月十二日の台風19号で学校そばの永野川が決壊し、大量の土砂が校内に流れ込んだ。一階の実習室に保管していた竹あかりは一部が流され、多くが損壊した。

 生徒らは一週間、放課後の修復作業に取り組んでこの日を迎えたという。電子科三年高橋聖人(まさと)さん(18)は「生えたカビを取るのに苦労した。例年に負けないあかりに仕上げました」と胸を張った。

 竹あかりは巴波川橋から、常盤橋付近までの約五百メートルに設置されている。例年は百八灯だが、改修できた七十四灯でのスタートになった。竹の修復を継続し、順次増やしていく方針。点灯は毎日午後五〜十時。来年二月末まで続く。問い合わせは市観光振興課=電0282(21)2374=へ。

 

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