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【栃木】

那須町で除染土実証事業の説明会 環境省「周辺環境への影響なかった」

実証事業の結果を報告する環境省職員ら=那須町で

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 環境省は十五日夜、那須町で進めていた東京電力福島第一原発事故後の除染作業で生じた土(除染土)を埋め立て処分する実証事業の結果説明会を同町内で開いた。

 同省の担当者は、事業を通して「土壌の飛散・流出などによる周辺環境への影響はなかったと考える」と説明した。

 説明会には町民ら約五十人が参加。同省側は新田晃環境再生事業担当参事官らが出席した。

 事業は同町伊王野の山村広場で行われた。地中で保管していた除染土二百十七立方メートルをいったん取り出して、深さ約二メートルのすり鉢状のスペースに遮水シートを敷き、昨年十〜十二月に埋め戻した。その後、空間放射線量などのモニタリングを続け、周辺環境への影響を調べた。

 同省は、敷地周辺の空間放射線量が埋め戻し作業前後ともに〇・一五〜〇・二三マイクロシーベルトで、大きな変化はなかったと報告。大気中や浸透水の放射能濃度の測定はほぼ検出下限値未満だったとした。

 町民らからは「より濃度の高い除染土でも実証をすべきだ」「長期的なモニタリングが必要だ。実証事業で簡単に結論を出すべきではない」などの指摘があった。

 環境省は、事業の結果を踏まえ、有識者らを交えた同省の「検討チーム」で除染土の処分方法を検討するとした。現地の除染土は大型土のう袋に詰め直し、本年度内に元の状態に戻すという。 (小川直人)

 

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