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【栃木】

資生堂那須工場、24日から本格稼働 36年ぶりの国内新工場

工場内のオフィスルーム。従業員の6割を女性が占める=いずれも大田原市で

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 大田原市に化粧品製造・販売の国内最大手、資生堂(東京)の那須工場が新たに完成、二十四日から本格的に稼働する。需要が拡大している中高価格帯スキンケア製品の生産拠点になる。従業員は地元採用者が中心で、六割以上は女性という。県や市からは、地域の雇用や経済振興への好影響を期待する声が上がっている。 (北浜修)

 那須工場は、同市中田原の那須赤十字病院に隣接し、敷地面積約十一万平方メートル、建物は地上三階建て延べ床面積約六万五千平方メートル。同社によると、投資額は約三百五十億円で、国内での新工場は三十六年ぶり。スキンケア製品を生産し、国内や中国、アジア市場などでの化粧品需要の高まりに対応する。さまざまな物をネットワークで結ぶIoT(モノのインターネット)システムを導入し、高い品質を維持しながら将来の技術革新にも対応できる設計になっているという。

 従業員は、約三百五十人の態勢でスタートする。化粧品会社という特性上、六割を女性が占めるという。地元の人たちを積極的に採用し、二〇二二年には千人へ拡大する予定で、最大で年間一億二千万個の製品生産を目指す。

 十一月二十七日には内覧会があった。化粧品の製造は、良質の地下水をさらに精製して使う必要があり、魚谷雅彦社長は「大田原は水や自然環境がよい。もとの水がよいということはスキンケア商品のベース。商品を説明する時には重要な特徴になる」と、最適な環境にあることを強調した。

 地元関係者からは歓迎の声が聞かれる。福田富一知事は「多くの女性が採用され、栃木の女性が生き生きと活躍できる環境がさらに広がっていくことを期待する。メードイン栃木の製品を世界へ送り続けてほしい」と話す。大田原市の津久井富雄市長は「この地域で商品が作り出され、世界へ発信することはこの上ない喜び」と、市の知名度や魅力アップにつながることを期待している。

工場内の生産ライン

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資生堂那須工場の外観

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