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【栃木】

CO2排出量ゼロ 那須塩原市が県内初宣言

宣言文を掲げる渡辺市長=那須塩原市役所で

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 地球温暖化や気候変動といった課題を地域レベルで考えるきっかけにしようと、那須塩原市が3日、2050年までに二酸化炭素(CO2)の排出量実質ゼロを目指す宣言をした。東京都や京都市、神奈川県小田原市などが同様の宣言をしているが、県内では初めて。 (小川直人)

 宣言は「本市でも洪水や豪雨、農産物の生産性低下などが予測される。サステナブル(持続可能な)シティ那須塩原をアピールし、その実現に向けた取り組みを推進する」などとしている。市役所で開いた記者会見で、渡辺美知太郎市長が宣言文を読み上げた。

 市は、気候変動適応法で努力目標とされている市気候変動適応計画を本年度中に策定する。来年4月に気候変動対策局と庁内の部局を横断する「気候変動適応センター」を設ける。

 センターは、環境省や国立環境研究所、大学などと連携して、気候変動の影響による農作物の品質低下や災害・異常気象などの緩和や軽減に向けて、気候変動に適応するための具体策を検討する。温暖化に対応した農作物の品種改良やバイオマス発電の促進によるエネルギーの地産地消、ごみの削減などに取り組むことになるという。

 渡辺市長は「もともと災害に強い安全な地域という素地がある。さまざまなリスクに対応できる、よりサステナブルな地域を築きたい」と狙いを説明した。

 市はセンターでの連携した取り組みを視野に、宇都宮大学との協定締結も計画している。市民らも参加するシンポジウムなどを開催して、適応策への理解を広げていくとしている。

 

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