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【栃木】

車、無料で貸します 台風19号被災者支援 宮城・石巻のカーシェア団体

宮城県丸森町での活動の様子。右が吉沢武彦代表理事(日本カーシェアリング協会提供)

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 台風19号でマイカーを失った県内の被災者を支援しようと、宮城県石巻市の一般社団法人「日本カーシェアリング協会」が、被災者に対する車の無料貸し出しを始める。県内で最も深刻な被害を受け、数千台の車両が水没した栃木市を拠点に活動する。対象は本県全域の台風被災者。現在、貸与希望者を募っている。 (梅村武史)

 同法人は二〇一一年の東日本大震災後、全国から寄付された乗用車や軽トラックなどを被災者に無料で貸し出す活動を始めた。関東・東北豪雨(一五年)、熊本地震(一六年)、西日本豪雨(一八年)などで実績があり、今年の台風15号では千葉県の被災者も支援。通算で約千台の車両を貸し出してきた。

 吉沢武彦代表理事(41)が発起人で現在のメンバーは十四人。運営資金はクラウドファンディングや支援者の寄付でまかなっている。台風19号被災地の支援は、拠点の宮城県に次いで二県目で貸与開始は八日からの予定。

 支援のきっかけは、十一月十三日、同協会に届いた栃木市の被災者からのメール。「車が水没し、金銭的に車を買う余裕がない」というSOSだった。当時は同じ台風19号で被災した地元・宮城県の丸森町への対応で手いっぱいだったが、それも一段落。栃木市のボランティア団体から要請もあり、今回の支援となった。

 吉沢代表理事は「被害が深刻な栃木県のことは気になっていて、何とか助けたいと思っていた。ディーラーなども被災し、車の確保が難しい状況が続いていると聞いている」と語った。

 同協会は、県内全域の被災者を対象に当面三十台を確保。車の受け渡しは、とちぎ市民活動推進センター(栃木市境町)で行う。貸し出し希望者は電話か同協会のホームページから申し込む。

 希望者多数の場合は緊急性、必要性を考慮して優先順位を付ける。期間は原則一カ月で延長も可能。任意保険などは協会で負担し、貸与者の負担はガソリン代のみ。

 問い合わせは同協会=電080(9631)5286=へ。

 

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