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【栃木】

那須野が原 「物語」で案内 「日本遺産ガイド」養成開始

日本遺産を案内するポイントを学ぶ講座=那須塩原市で

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 日本遺産に認定された、那須塩原など四市町の「明治貴族が描いた未来〜那須野が原開拓浪漫譚(ろまんたん)〜」を案内する観光ガイドを育てる「日本遺産ガイド養成講座」が始まった。これまでの観光とはひと味違う「ストーリー」を重視する日本遺産を、どう案内するかを学び、ガイドツアーの開催などに結び付ける。 (小川直人)

 養成講座は、那須塩原、大田原、矢板、那須の四市町で構成する日本遺産活用推進協議会の主催。四市町から、各種ガイドの経験者を含む二十代〜八十代の男女五十二人が参加している。

 那須塩原市の那須野が原博物館で十六日にあった初回は、旅行会社「クラブツーリズム」(東京)の顧問黒田尚嗣さんが、建造物の見学が中心となる世界遺産の案内との違いや、ストーリーを実感してもらうポイントなどを解説した。

 黒田さんは「形のない物語を、観光客にイメージしてもらう必要がある。イメージ作りを助けるのが日本遺産のガイドだ」と説明。

 大規模農場を開拓する過程で水を確保するために開削された「那須疏水(そすい)」など「水」がツアーのテーマになり得るとし、琵琶湖の水を京都に引いた「琵琶湖疏水」など「他地域と比較して説明すると分かりやすい」と助言した。

 自然系のガイドをしているという、那須塩原市の藤井利行さん(60)は「もっと地域の歴史を知りたいと思った。案内する幅が広がれば」と講義に臨んでいた。

 受講者は三月までに六回の講座を受ける。二〇一八年五月に同時に日本遺産に認定された「大谷石文化」(宇都宮市)なども視察する。受講後はモニターツアーを開催して、実際にガイド役を務めることが検討されているという。

 

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