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【栃木】

名物先生「最終講義」 量子力学の宇大・北村通英教授が学者人生振り返る

「ポジティブシンキングで人生を歩んでほしい」と学生に呼び掛ける北村通英教授=宇都宮市の宇都宮大で

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 気さくな人柄で学生からの信望が厚かった宇都宮大の名物先生、北村通英(みちひで)教授(64)の最終講義が十三日、同大陽東キャンパス・アカデミアホールで行われ「ポジティブシンキングで人生を歩んでほしい」と約二百人の学生たちに呼び掛けた。 (蒲敏哉)

 北村教授は東京理科大を経て筑波大大学院で物理学を専攻。一九八三年に宇都宮大工学部の助手になって以来、量子力学などを講義し多くの人材を輩出してきた。

 最終講義のタイトルは「時の過ぎゆくままに AS TIME GOES BY」。東京・麹町で生まれた幼少期から、航空部に打ち込んだ大学時代、イリノイ大、スタンフォード大での留学時の写真を紹介しながら学者人生を振り返った。

 専門とする難解な理論も紹介しながら「私の講義で寝てもいいが、ルールはいびきをかかないことだ」と強調し満座の爆笑を誘っていた。

 講義の最後には「自分自身で振れるたくさんの“袖(そで)”を作ってほしい。長期的ビジョンを持って、前向きに歩んでほしい」と訴えた。

 講義には最初のゼミ生だった写真家の高砂淳二さんも出席。「今、自分があるのは、学業より写真に打ち込めと言ってくれた北村先生のおかげ」と恩師の姿を見詰めていた。

 

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