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【東京】

中高年齢者の移住促進 豊島区と秩父市 「サ高住」整備プロジェクト

プロジェクトを発表した高野・豊島区長(左)と久喜・秩父市長=豊島区役所で

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 姉妹都市関係にある豊島区と埼玉県秩父市は、同市内にサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)を整備し、同区の中高年齢者の移住を促す取り組み「花の木プロジェクト」を始める。移住を検討する区民の居住場所を確保することで、両区市が抱える人口過密と人口減少の解消に本腰を入れる。 (出来田敬司)

 十一日、豊島区役所で会見があり、高野之夫区長は「区民が移住したとしても区の施設を利用できるようにする。全国的に注目される取り組みにしたい」、秩父市の久喜邦康市長は「秩父市は毎年約二千人人口が減っている。秩父に来て、市民と共に祭りや文化を体験してほしい」と話した。

 サ高住は、西武秩父駅から徒歩約十五分の「市営花ノ木住宅」(同市上町)の未利用地に建設。木造二階建て延べ八百六十平方メートルで、一人用居室十六戸、一〜二人用二戸、二人用二戸の計二十戸を設ける。

 入居対象者は六十歳以上を予定し、敷地内にさまざまな福祉サービスを提供する別棟も建設する。入居者の負担額は家賃や共益費などを含み十万円以下の予定で、来秋以降の利用開始を見込んでいる。

 移住後は秩父市民となるが、介護保険サービスと保険外サービスを一体的に受けられる「選択的介護」など、豊島区の仕組みを継続して利用できるようにする。秩父市としても、就労やボランティア活動の場を整え、移住のハードルを引き下げたい考えだ。

 豊島区と秩父市はいずれも、民間研究機関から若年女性の大幅な減少が見込まれる「消滅可能性都市」と指摘され、危機感を共有。二〇一五年に高齢者の移住を目的とした「CCRC構想」を取りまとめた。これまでも、区民を同市に招くモニターツアーや農業体験を実施し、区民の移住を後押ししてきた。

 

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