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【東京】

清瀬の市営養蜂、快走続く 今季から材料供給開始、洋菓子と化粧品に

作業服姿の市職員が巣箱を開けるとハチミツがびっしり=清瀬市役所庁舎の屋上で

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 清瀬市が五年前に市役所庁舎の屋上で始めた養蜂が快走を続けている。ミツバチ飼育からハチミツの収穫、販売まで一貫して市の職員が行う全国的にも珍しい試み。今季からは材料としての供給を始め、新商品開発につなげた。ミツバチ飼育は、銀座や日本橋、原宿など都心でも試みられており、地産地消の輪が広がりそうだ。 (花井勝規)

 四階建ての市庁舎屋上の一角。畳二十枚分ほどの大きさの飼育ケージ内に置かれた十個の巣箱がミツバチ約十万匹のすみかだ。職員が巣箱から板状の枠を取り出すと無数のミツバチや蜜蝋(みつろう)がびっしり。「ハチたちが家族のために毎日、三キロ四方の花々から集めてきた成果がこの蜜に凝縮されているのです」と市総務課営繕係の海老沢雄一さん(48)は語る。

 ミツバチの飼育は、市の新たな特産品を作ろうと、未経験の職員三、四人が週に二日、取り組んできた。悪戦苦闘の末、今季(五〜八月)は過去五年で二番目に多い百三キロを収穫できた。市が販売する純度100%のハチミツ「きよはち」(瓶詰八十グラム入り、八百円)の知名度も上昇しつつある。

市役所産ハチミツを活用したマドレーヌを開発した野入明さん=清瀬市のスイーツガーデンノイで

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 市営養蜂は今季、新たな段階に。供給されたハチミツから、市内の洋菓子店「スイーツガーデン ノイ」が「ひまわり畑マドレーヌ」(百六十三円)を、化粧品製造販売のソーシンは「きよはちモイスチャーハニージェル」(九百五十九円)をそれぞれ開発し、販売を始めた。二商品は八日から、清瀬市と東久留米市のセブン−イレブン十四店の店頭に並び、販路が広がる。マドレーヌは製造量が少ないため、毎月八の付く日(八日、十八日、二十八日)の限定販売。十二月は繁忙期のため、製造は休止する。 

 問い合わせは同市総務課営繕係=電042(497)1841=へ。

 

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