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【東京】

元米兵、戦場の実態証言 千代田で講演 9条改憲に警鐘も

戦場の実態を語る元米兵のマイク・ヘイスティさん(左)とネイサン・ルイスさん=千代田区で

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 ベトナム戦争とイラク戦争にそれぞれ従軍した元米兵二人が、都内で記者会見や講演をし、戦場の実態を語った。「日本は憲法九条を変えれば軍事化にブレーキが利かなくなり、米軍の指揮下に組み込まれた戦争で、他国住民の虐殺に加担もしかねない」と警鐘も鳴らした。

 二人は米国の退役軍人らでつくる平和団体「ベテランズ・フォー・ピース(VFP)」のメンバーで、二十六日に記者会見。専修大神田キャンパス(千代田区)で二十七日にあった講演会は、VFPジャパンが主催し、市民ら約百人が参加。二人は冒頭、「僕らの国が広島と長崎で原爆を落とし、日本各地を空襲で無差別攻撃したこと、米軍基地の長年の駐留におわびします」と謝罪を口にした。

 マイク・ヘイスティさん(73)はベトナム戦争で住民虐殺が続いたと強調した。「戦争の相手国を和平交渉の場につかせるには兵士だけではなく、一般市民を殺さなければならない。一般市民こそが真の標的で、米国の指揮下で戦った韓国軍の兵も住民を虐殺した。今後、日本の自衛隊が米軍の指揮下で虐殺に関わらないことを願う」と訴えた。

 ネイサン・ルイスさん(36)はイラク戦争の現実を「トラックの隊列で進み、前に人がいても止まるなと命令され、事故が頻発した。米軍側はイラク人を汚い言葉で罵倒し、暴力的で人種差別が目に余った」と証言。「イラク側から回収できたのは古い武器ばかり。大量破壊兵器を見つけるための戦争というのは政府のウソで、怒りが込み上げた」と話した。 (辻渕智之)

 

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