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【東京】

水面に映る上野の歴史 「不忍池」題材に特別展 きょうから下町風俗資料館

 台東区上野公園の区立下町風俗資料館で八日から、特別展「不忍池(しのばずのいけ) 水面(みなも)にうつる江戸から東京」が始まる。資料館は池の畔(ほとり)にあり、春夏秋冬に「定点観測」して撮影した写真や、航空写真、昔の写真、錦絵、地図など約二百点を展示。池の四季折々の姿に迫り、その歴史を振り返る。二月二十四日まで。 (井上幸一)

 資料館によると、かつて東京湾の入り江が南下していった際、取り残されてできた池が、後の不忍池。江戸時代、寛永寺を創建した天海僧正が池を琵琶湖に見立てて弁天堂を建立して以来、桜やハスの花見や、月見、雪見の名所として人々に親しまれてきた。

 明治期に上野の山が公園になると、競馬や博覧会など、周辺はさまざまな催しの会場に。戦争で荒廃し、埋め立て計画が持ち上がったが、地域の反対運動などで存続することになった。

 特別展では、明治時代に競馬が行われた絵や、昭和初期に池の近くで遊ぶ子ども、戦後に凍った池でスケートする人たちの写真などを紹介。展示担当者は「来館後、あらためて水面をのぞいてみれば、池の周りを彩ってきた時代の移り変わりが映り込んで見えるかも」とPRしている。

 会期中の土曜日午後二時から、学芸員によるギャラリートークがある。予約不要。

 入館料は一般三百円、小中高校生百円。開館時間は、午前九時半〜午後四時半。原則月曜、二十九日〜来年一月一日は休館。

 問い合わせは、同館=電03(3823)7451=へ。

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上から、冬、春、夏、秋の不忍池の写真(下町風俗資料館提供)

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