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【東京】

ギンナン集めて被災地に義援金 16万5543円 狛江第三中の生徒ら 活動28年目

松原俊雄市長(左)に募金を託す狛江第三中学校の実行委員=狛江市役所で

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 狛江市元和泉の市立狛江第三中学校の生徒たちが、校内のイチョウのギンナンを集めて被災地への義援金を募る「銀杏(ぎんなん)募金」が、今年で二十八年目を迎えた。(花井勝規)

 銀杏募金は一九九一年、火砕流で多くの犠牲者が出た長崎県雲仙・普賢岳噴火に心を痛めた生徒会が募金活動を提案したところ、「親が稼いだお金を寄付するのではなく、自分たちもできることはないか」と議論になり、校内のギンナンに目を付けたのが始まり。

 生徒たちは毎年十月初旬から、毎朝ギンナンを拾い集め、果肉をそぎ落として水で洗って天日干しする。手際良くきれいに仕上げるにはコツがあり、先輩から後輩へ伝授されてきた。

 出来上がったギンナンは袋詰めにし、十一月中旬の市民祭り会場で募金を呼び掛け、応じてくれた人にお礼として渡している。一昨年は熊本地震、昨年は九州北部豪雨の被災地へ義援金を贈った。

 今年の収穫量は昨年より三割ほど多く、百五十グラム詰めで計八百袋になった。集まった募金は計十六万五千五百四十三円。全校生徒へのアンケートで今年の贈り先は北海道胆振(いぶり)東部地震で被災した厚真(あつま)町に決めた。

 実行委員会の吉村凪紗(なぎさ)さん(二年)らが市役所を訪ね、「少しでも被災者のお役に立てればうれしいです」と募金を託した。松原俊雄市長は七四年に多摩川の堤防が決壊し、市内の民家十九戸が流されたことに触れ、「被災地の方々の大変さ、心情がよく分かる。生徒の皆さんの気持ちを届けたい」と語った。

 

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