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【東京】

外国人“真剣”に取り組む 町田の道場 体験人気

師範代の住田さん(右から2人目)に刀の振り方を習うスペイン人参加者=町田市で

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 海外で忍者や侍の人気が高まる中、町田市の戸山(とやま)流居合道の道場で、真剣を使った体験が訪日外国人の人気を集めている。観光だけでなく、日本古来の精神文化に直に触れたい外国人が増えているのが背景にあるようだ。 (松村裕子)

 昨年十二月の道場。スペインから日本人にダンスを教えに来たダンサーら男女五人が、はかま姿で模擬刀を振り下ろしていた。師範代の住田嘉興(よしおき)さん(51)が身ぶり手ぶりを交え、片言の英語で「ピューという音がしないと切れない」と指導。うまく空気を切れるようになると、参加者たちは真剣に持ち替え、巻きわらを切る体験に臨んだ。

 「日本の中世の文化が好き」というコルケ・エスカロナさん(39)は「映画とは違う、本物の侍の経験ができてうれしい。日本人の精神が分かった感じがする。(住田さんが言う)『シンプルが一番いい』はダンスにも通じ、感銘した」と語った。

 住田さんによると、昨年七月から道場で体験の受け入れを始めたところ、多い月で八組の申し込みがあった。都心から約一時間かかる場所にもかかわらず、半数以上が米国やフランス、中国などから来日した外国人が占めたという。

 住田さんは、武士道の精神や刀の仕組みも体験者に説明している。「侍の格好をして写真に納まるだけでは、飽き足らない外国人が増えているのでは」と分析。「日本や侍に興味をもって町田まで来てくれた人には、テレビや映画の世界とは違う真の動きと日本人の考え方を伝えたい」と話した。

 

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