東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 東京 > 記事一覧 > 1月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【東京】

「籐ピアス」新宿高島屋で販売 専修大生が「匠」と連携

自ら考案した籐ピアスを着用する専修大学の学生たち=新宿高島屋で

写真

 若い人に日本の伝統工芸の魅力を伝えたい−。専修大学(千代田区)の学生が、都の伝統工芸である「東京籐(とう)工芸」の匠(たくみ)と連携してデザインに取り組み、和装に合うアクセサリー「籐ピアス」を商品化した。二十三日まで、新宿高島屋で開催されている都伝統工芸品展(都主催)で販売する。 (長竹祐子)

 取り組んだのは、同大商学部三年の中石千夏さん(21)、井関麻祐さん(20)、木下澄香さん(21)の三人。所属する神原(かんばら)教授のゼミで商品研究を学ぶ中で、伝統工芸を担う職人の高齢化や若者への認知度の低さなどの課題を知った。

 自分たちにできることは何かを考え、つる性植物の籐でいすやバッグなどを作る東京籐工芸に着目。昨年一月に東京籐工芸を受け継ぐ木内籐材工業(文京区)を訪ねた。

 職場見学を受け入れるなど普及に努めてきた同社の都伝統工芸士、木内秀樹さん(44)は「(商品を)購入いただくのは高齢の方か、おばあちゃんに贈り物という方が多い。若い世代にも手に取ってもらうきっかけになれば」と協力した。

 学生たちは籐の特性や編み方を木内さんに教わりながら「籐の軽さを生かして、成人式の着物や浴衣に合うピアスを」と発案。試行を重ね一年がかりで、淡いピンクや緑色などの水引を籐に編み込み、和装にも普段使いにも合わせやすい商品を完成させた。パッケージやポスターにも自分たちの思いを込めた。

 木下さんは「自分たちが考えた商品が形になるのはうれしい。この経験を将来に生かしたい」と満足そうに話した。

 「籐ピアス」はペアで税込み四千百四円。二十三日まで都伝統工芸品展で木内さんが実演販売する他、同社ホームページでも販売する予定。問い合わせは同社=電03(3941)4484=へ。

籐製品の製作実演をする木内さん

写真
 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報