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【東京】

ユニーク文具「デザイン体験して」 多摩市 ふるさと納税、返礼品に

岡持ちなどオリジナル雑貨を紹介する扇谷社長=多摩市で

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 豆腐の容器に入った付せんや、練りわさびのマーカー…。多摩市は、見慣れた食品をモチーフにしたユニークな文具をデザインする体験を、ふるさと納税の新たな返礼品に加えた。商品化したのは地元のデザイン事務所。税収増だけでなく、郊外に元気で特色のある会社があると知らせ、さまざまな企業が市への関心を高めることも狙っている。 (松村裕子)

 デザイン事務所は「ジオ」。10年前に渋谷区から、扇谷諭社長(60)が住む市内に移転した。この機に「自分たちのアイデアで自社製品を」と、従来の工業デザインに加えて始めたのが食品文具という分野。豆腐の付せんが全国のロフトで販売されるなど、次々とヒットを飛ばした。

 扇谷社長は「若いころ『会社はおしゃれな場所に』と思ったが、インターネットを使う今は業務上、不便は感じない。静かな環境はクリエーティブな活動にいい」と郊外の利点を語る。

 扇谷社長は小学4年で当時の多摩町に転入し、多摩ニュータウンを開発段階から見てきたため、昨今の衰退に気をもんでいた。昨秋、何か役に立てないかと市に打診。「返礼品はモノでなく市に来てもらう体験」と聞き、デザイン体験を提案した。

 新しい返礼品は、寄付金3万円でクリップを詰める納豆容器か、ボールペンを入れる割り箸袋のデザイン体験。商品の土産がつく。10万円では、出前に使う「岡持ち」型の収納ケースを組み立てて、完成品を持ち帰ることができる。持ち運びができるケースで、昨秋の見本市で反響があった新製品。扇谷社長は「岡持ちに多摩市の商品を詰めて持って帰ってほしい」と、市の魅力発信につながることを願う。

 

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