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【東京】

石川啄木の生誕の地・盛岡と終焉の地・文京 友好都市で提携

友好都市を提携した成沢区長(左)と谷藤市長=盛岡市で(文京区提供)

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 漂泊の歌人として知られる石川啄木(一八八六〜一九一二年)の終焉(しゅうえん)地・文京区と、生誕地・盛岡市は、啄木の誕生日に当たる二十日、友好都市として提携した。文京区が国内自治体と友好都市となるのは初めて。両区市の交流は十年以上前から始まっているが、連携をさらに強めていく。 (中村真暁)

 啄木は現在の盛岡市生まれ。二十六歳の若さで亡くなるまで、現在の文京区内計六カ所に居住した。歌集「一握の砂」など、後世に残る数々の作品を区内で創作した。

 区内には啄木ゆかりの史跡が多く残り、区は二〇一五年に「石川啄木終焉の地 歌碑・顕彰室」(小石川五)を設置。歌碑には、盛岡市内に初めて建てられた歌碑と同じ「姫神小桜石」が使われている。

 この日、盛岡市内で開かれた調印式では、成沢広修(ひろのぶ)区長と谷藤裕明市長がそれぞれ、提携書に署名。成沢区長は「これまで以上にさまざまな分野で交流を深めていく」、谷藤市長は「両住民の心と心のつながりを、さらに強める」とあいさつした。啄木のひ孫、石川真一さんも立ち会った。

 JR盛岡駅前には、友好都市提携の記念碑がお目見え。絆は深まり、文京区の生活困窮世帯に食品を届ける「こども宅食プロジェクト」に、盛岡市内の農業協同組合などが白米計一・二トンを寄贈した。コメは六月ごろ、各家庭に配送される。三月の「文京さくらまつり」では、「盛岡さんさ踊り」が披露される。

 両区市は〇七年度から毎年、文の京講座「啄木学級」を文京区内で共催。昨年には成沢区長や区民が盛岡市を訪れるなど、交流を深めてきた。一一、一二年にはそれぞれ、災害と、文化交流に関する協定を結んでいる。

 

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