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【東京】

福島・浪江の児童らと交流 多摩市の小中学生10人 復興支援で訪問

浪江町の小中学生と交流した多摩市の小中学生=多摩市で

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 東日本大震災に伴う東京電力福島第一原発事故の風化を防ごうと、多摩市の小中学生が福島県を訪れ、いまだ避難を余儀なくされている浪江町の小中学生と交流した。震災が起きた三月十一日を前にした九日、この体験を多摩市関戸公民館である復興フォーラムで発表する。 (松村裕子)

 訪問したのは多摩中の二年生五人と多摩第一小の五、六年生五人。今月二日に福島県二本松市を訪れ、浪江町の全町避難により市内に開設された浪江中、浪江小・津島小で、一緒にゲームや学習発表をした。

 浪江中の在校生四人とゲームをした多摩中の小島日菜詩(ひなた)さん(14)は「卒業式の会場のまま避難所になった浪江町内の浪江中体育館の映像を見て衝撃を受けた。震災のダメージがあると思っていたが、みな明るく接してくれてうれしかった」と話す。

 小学生は同じ場所にある浪江小・津島小の四〜六年生三人と交流。六年の男児から「避難所で食べた豚汁とおにぎりがおいしかったので、人を笑顔にできる料理人になるのが夢」と聞き、六年渡辺廉太郎君(12)は「嫌な震災の経験を忘れず、自分の夢につなげているのはすごいと思った」と話した。

 児童、生徒の福島訪問は、多摩市の桜ケ丘商店会連合会が震災直後から続ける復興支援の一環で、二〇一八年から始めた。平清太郎会長(69)は「子どもたちが福島で感じたことを市民に伝えてほしい」と願う。

◆来月9日に体験発表

 フォーラムは午後一時二十分から。浪江町の教育長や浪江小校長らの講演、町と多摩市の教育長や校長によるシンポジウムもある。無料。問い合わせは同商店会連合会=042(373)5869=へ。

 

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