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【東京】

谷中・千駄木空襲の証言 台東であす「語りつぐ会」

ひっそりとたたずむ三四真地蔵に手を合わせる女性=台東区谷中で

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 太平洋戦争末期の一九四五年三月、谷中・千駄木地区(台東、文京区)を襲った空襲の被害を後世に伝える「谷中で戦争を語りつぐ会」が三日午後二時から、コミュニティースペース「谷中の家」(台東区谷中三の一七の一一)で開かれる。地元住民らでつくる実行委員会が主催し、二十年ほど前から毎年催されてきた。

 実行委によると、東京大空襲の六日前、小雪が降る三月四日午前八時四十分ごろ、米軍のB29爆撃機が同地区に襲来。死傷者およそ五百人、全半壊家屋約二百戸の惨状だったとされる。

 例年、語りつぐ会は空襲当日の四日の開催だったが、平日のため今年は一日前倒しに。空襲当時、谷中小の児童だった片山服恵さんの話を聞き、参加者にも父母、祖父母らから聞いた話も含めて、戦争について語ってもらう。進行の流れによっては、過去の会での証言映像を放映する。

 開始前の、午後一時二十分〜五十分、戦後に犠牲者供養のため建てられた三四真(みしま)地蔵(谷中三)に線香を手向ける。実行委によると、同地区にはこのほか、十四地蔵、平和地蔵も、同趣旨で建立されたという。

 空襲から今年で七十四年。実行委の広報担当、植松明子さん(60)=谷中=は「『谷中の家』を初めて会場にした二〇一三年に体験を語ってくれた人は亡くなっている。被災者は高齢で、話を直接うかがえる機会は貴重。ぜひ、子どもにも聞いてほしい」と、参加を呼びかける。

 定員は三十人ほど。参加費三百円(高校生以下は無料)。問い合わせは、植松さん=メールuematsu@pb3.so-net.ne.jp、西川さん=電090(9492)0075=へ。 (井上幸一)

 

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