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【東京】

<東京人>犬猫狂騒曲 看板犬・看板猫を訪ねて

浅草演芸ホールの看板猫ジロリ

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 浅草演芸ホールの看板猫といえば、キジトラのジロリ。二〇一六年の夏に、ホールに住みついたネズミを捕るためにやってきました。期待された仕事をたんたんとこなし、ネズミ被害は確実に減っているといいます。普段は木戸(チケット売り場)にいて、お客さんの入りをチェックしているとかいないとか……。木戸口の穴から鼻や手を出す姿がかわいらしく、落語家や寄席に来るお客さんたちの人気者となっています。

 神楽坂にある花屋「小路苑(こうじえん)」では、ミニチュア・ブル・テリアのコユキが、ワンワンとお客さんをお出迎え。「接客業とはいえコミュニケーションが得意ではない」という不器用な店主の代わりに、持ち前の癒(いや)し顔でお客さんを和ませています。アレンジメントを制作する間も場をつないでくれる、接客上手な看板犬です。

 一七年に東急世田谷線・西太子堂駅の近くにオープンした「キャッツ ミャウ ブックス」では、四匹の保護猫が働いています。猫に関する新刊本、古本がずらりと並ぶ店内には、コーヒーやビールを飲みながら気になった本を読むお客さんの姿が。そのそばで一緒に本を覗(のぞ)き込んだり、うたた寝をしたり、本棚を歩き回ったりと、四匹の店員たちが思い思いに過ごしています。

 同店では、売り上げの10%を保護活動団体に寄付。猫と本屋が助け合う関係をめざしています。

 寄席で、花屋で、本屋で、今日も犬猫たちがよい仕事をしています。 (「東京人」編集部・山上さくら)

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 「都市を味わい、都市を批評し、都市を創る」をキャッチコピーに掲げる月刊誌「東京人」の編集部が、4月号の記事をもとに都内各地の情報をお届けします。問い合わせは、「東京人」編集部=電03(3237)1790(平日)=へ。

 

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