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【東京】

核兵器禁止条約「批准へ議論を」 ICANの川崎さん、杉並で講演

核兵器禁止条約について語る川崎さん=杉並区で

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 核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)国際運営委員の川崎哲(あきら)さんが九日夜、原水爆禁止を求める署名運動発祥の地の杉並区で講演した。日本が批准していない核兵器禁止条約を巡る現状を語り、批准に向けた議論を起こす必要性を訴えた。

 区平和都市宣言から三十年を迎え、有志でつくる区民の会が開いた記念行事の一環。画家の故丸木位里(いり)・俊(とし)夫妻が署名運動を描いたびょうぶ絵「原爆の図」第十部「署名」などの展示と併せて企画された。

 署名運動は一九五四年、米国の水爆実験による静岡県焼津市の漁船「第五福竜丸」の被ばくを機に始まり、その後の世界に核廃絶の動きをつくった。絵を鑑賞後に講演した川崎さんは、第五福竜丸の保存運動に関わった父親のことにも触れながら「絵に描かれている親や祖父母の世代に叱られているような気がする」と語った。

 「大量破壊兵器のバランスを取ることと、核のない社会を達成し維持すること、どちらの大変さが努力するに足るか」。会場にそう問い掛けた後、会員制交流サイト(SNS)を使った情報発信や体験者の証言を聞く活動など、一人一人ができることを紹介し「社会は変えられる」と強調した。 (渡辺聖子)

 

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