東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 東京 > 記事一覧 > 3月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【東京】

台東区長選 主な候補者の横顔

 台東区長選は、再選を目指す前職と新人二人が立候補し、舌戦を繰り広げている。十七日の投票日に向け、政治の道を志したきっかけや信条など、主な候補二人の横顔を紹介する。 (届け出順)

◆服部征夫(はっとり・ゆくお)さん 76 無前<1>=自公

 一輪の花、人生左右

 都議時代に目にした一輪の花が、その後の人生を大きく左右した。木を植える活動でベトナムを訪れた時。かつて枯れ葉剤がまかれた殺風景な地域で、力強く咲く花に心を打たれた。

 「人が花を育て、花が人を育てる」。そうした思いから、四年前に区長に就任後、花で街を飾るプロジェクトを始めた。持ち歩く手帳には、詩人の坂村真民(しんみん)の代表作「念ずれば花ひらく」の詩が記されている。

 一月には浅草・東洋館で開かれた漫才大会にゲスト出演した。ビートたけしさんら芸人に交じってトークを繰り広げ、普段とは違う砕けた一面ものぞかせた。

 学生の頃、選挙を手伝ったのがきっかけで政界へ。三十二歳で区議になってからはひたすら政治の道を行く。「気分転換に旅行する暇もない」とこぼすが、忙しい日々も性に合っているのか、実のところ不満はなさそうだ。 (加藤健太)

◆小高明(おだか・あきら)さん 70 無新=共

 平和とは、問い続け

 「中曽根行革の前から、台東区は『株式会社』で、福祉の切り捨て、職員削減に力を入れてきた。最近は削るものがなく、いろんな意味で問題がある」

 区の職員を三十八年間務め、労組の書記長などを歴任。区政の実態を内側から見てきているだけに、待機児童、特別養護老人ホーム不足、木造住宅密集地域の防災などの問題点、その対応策を具体的に語る。

 退職後の二〇〇九年、無投票となりそうな都議選に共産から出馬して政治家を目指す。区議に二回連続で当選。平和の問題を問い続け、「東京大空襲資料の常設展示施設を」と訴える。

 引退を決め、若い区議候補者を支援していたところ、「自公政治と対決する軸を」と仲間から要請を受けて急きょ出馬を決意した。趣味は三十代から始めたスキー。「選挙で忙しく、今シーズンは行けなかったね」と笑う。 (井上幸一)

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報