東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 東京 > 記事一覧 > 3月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【東京】

内田康夫さんの足跡しのぶ 死去1年 出身の北区で特別企画展

展示されている平塚亭の店頭に立つ内田康夫さんの写真

写真

 昨年三月十三日の死去から一年、北区出身のミステリー作家内田康夫さん=享年(83)=をしのぶ「野想(やそう)忌 追悼特別企画展『思い出の内田康夫〜北区〜』」が区内の複合施設「北とぴあ」(王子一)の地下一階展示ホール前で開かれている。区の主催で、三十一日まで。 (井上幸一)

 日本中を巡り百六十以上の著作を残した内田さん。「野を想(おも)えば浮かぶ舞台地の風景」のフレーズなどから、命日は野想忌と呼ばれる。会場には、生前の写真や愛用のビデオカメラ、ワープロ、筆ペン、ジャケット、ネクタイなどゆかりの品々約六十点が並ぶ。長野県軽井沢町の記念館から、多くの提供を受けた。

 内田さんは生前、区の情報を発信する北区アンバサダーとして活動、「北区内田康夫ミステリー文学賞」で選考委員を務めるなど、生まれ故郷に深く関わった。作品の主人公・浅見光彦は北区西ケ原在住との設定だった。

 企画展では、作品に登場する区内の場所を示した地図など、北区とのつながりを紹介するコーナーも。平塚神社(上中里一)の参道脇にある和菓子店「平塚亭」について記したサイン色紙や、北区を舞台にした長編「北の街物語」の直筆原稿などもある。

 じっくりと展示を見ていた内田さんファンの坂田敬(ひろ)子さん(76)=文京区=は「あらためて、その足跡のすごさを感じた」といい、「百冊以上を読んだが、もっと読もうという気持ちになった」と話していた。

 観覧無料。午前九時〜午後八時(最終日は同四時)。JR京浜東北線王子駅徒歩二分、東京メトロ南北線王子駅直結。

愛用していたビデオカメラや筆ペンなど=北区で

写真
 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報