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【東京】

AV出演強要 被害防げ 高卒の新入女性社員向け研修

手や足などのパーツモデル募集の広告に応募して被害にあった事例(ライトハウス提供)

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 高校を卒業して社会に出たばかりの女性が、悪質な勧誘によるアダルトビデオ(AV)出演強要の被害に遭うのを防ぐため、専門家による講演が、人材サービス会社の新入社員研修として行われた。 (小形佳奈)

 研修は、ファッション業界向けの人材サービス会社「ファインズ東京」が十九日、渋谷区内で行った。講師は、性的搾取の被害相談を受けているNPO法人「人身取引被害者サポートセンターライトハウス」の藤原志帆子代表が務めた。

 藤原さんは新入社員八十人を前に「一度ネットに出た動画は、第三者にダウンロードされ、画像も拡散される。取り返しがつかない」と警告。街頭でのモデル勧誘や「簡単に稼げる」という広告に釣られた若者が男女を問わず、AVプロダクションの事務所に連れて行かれて契約書にサインさせられ、無理やりAVに出演させられる事例が後を絶たないことを説明した。

 同社の原田智也社長は研修について「何かの時に相談できるところがあることを知ってもらうのも目的」と話した。講演を聞いた長崎県出身の浜口千遼(ちはる)さん(18)は「広告の例を見ても、AVに出演させられるようには見えず、驚いた。街で声をかけられてもとにかく無視します」と話した。

 被害者は十八〜二十歳が圧倒的に多く、藤原さんは「社会経験のない若い人が言葉巧みにだまされ、『はい』と言わざるを得ない状況に追い込まれる」と強い危機感を語った。

 ライトハウス相談電話=フリーダイヤル(0120)879871=へ。

AV出演強要被害の実情を交えて行われた講演=渋谷区で

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