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【東京】

漢字1字 感謝込め 障害者らの書道クラブ 12日から北区で展示会

書道をする伊藤寒さん(みんなと書道一九三提供)

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 知的障害者や身体障害者、その家族による書道クラブ「みんなと書道 一九三(いっきゅうさん)」の展示会が十二〜十四日、北区の北とぴあ(王子一)で催される。前身のクラブから今年で十五回目。それぞれの思いが凝縮した五十二点と出会える。 (中村真暁)

 幅広く障害者の参加を受け入れようと、一九三は昨年四月、社会福祉法人「ドリームヴイ」(同区)の書道クラブからリニューアル。メンバーは都内各地の知的障害者や肢体不自由者、家族ら二十七人で、月一回区内で活動している。

 展示作品はそれぞれ、一年間で書かれた「友」や「朝」などの漢字一字。活動ではそれぞれ、その字を選んだ理由やエピソードをメンバーと共有し、見守られながら書く。

 長年にわたって活動を見守ってきた母を昨年八月に亡くした伊藤寒(かん)さん(49)は、難産で生んでくれたことに感謝し同十一月、「産」を書いた。妹の彩さん(48)による特訓もあり、心のこもった字が書けたという。指導する有馬高枝さん(75)は目元をぬぐいながら、「その日はいつにも増して、感動のクラブでした」と振り返った。

 有馬さんは「『書く人も、見る人も、手伝う人も元気になれる』が合言葉。自分が認められていると感じ、みんな毎回、楽しみにクラブに来てくれる。その思いを感じてもらえれば」と来場を呼び掛ける。入場無料。問い合わせは「みんなと書道 一九三」=電048(542)7602=へ。

昨年の展示会の様子=北区で(同提供)

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