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【東京】

新元号「令和」発表

 新たな元号「令和(れいわ)」が1日、発表された。都内でも多くの人が政府の発表を見守った。5月1日の改元に向け、自治体では書類の修正などが始まり、街ではアイデアを凝らした「令和」商品が早速デビューした。

◆小池知事、希望感じる2文字

 小池百合子知事は一日、新元号について「希望を感じる二文字。万葉集からの出典で親しさも感じられる」と報道陣にコメントした。「令和二年が二〇二〇年東京五輪・パラリンピックの年になる。世界をリードする都市として、令和時代に新しい東京を築いていきたい」と抱負を述べた。 (石原真樹)

◆東京駅でハイ!ポーズ!

東京駅のディスプレーで記念写真を撮る親子=千代田区で

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 JR東京駅では各改札口にある「異常時案内用ディスプレー」に新元号が表示され、皇居に近い丸の内南口ではディスプレーの前で記念写真を撮る人で人だかりができていた。両親と皇居乾通りの桜の通り抜けをしてきたという川崎市の横山智美さん(40)は「LINEのニュースで令和に決まったことは知っていましたが、こんなふうに表示が出ているとは」とディスプレーの前でポーズを取った。 (宮崎美紀子)

◆豊島区役所「修正漏れないように」

豊島区総務部の部課長会で新元号発表の中継を見る幹部ら=同区で

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 「えいわ?」「れいわ?」「れいわ…」−。新元号の発表を会議室のテレビで見た豊島区総務部の部課長たちが、つぶやいた。総務の仕事は法律関係から人事、庁内のこまごまとした調整まで幅広い。佐藤和彦部長は「一カ月前に元号が決まるのは助かるが『システム改修が間に合わなかった』という言い訳はできない。申請書や文章の元号も書き換える。修正漏れがないようにしたい」と気を引き締めた。

 住民登録、婚姻届、印鑑登録などを受け付ける総合窓口で戸籍の担当者が見せてくれたのは「令和」のゴム印。使わなくなった「省令」と「昭和」のゴム印を切り貼りした手製で、業者からはんこが届くまでの数日間使うという。

 申請の種類によって、五月一日に用紙を一斉に取り換えるものもあれば、訂正のはんこで対応するものもあるが、改元まで一カ月もあるので各申請の担当者らの表情に焦りはなかった。

 婚姻届は二重線で訂正すると縁起が悪いので、三月から元号が入っていない用紙を配布しているそうだ。 (宮崎美紀子)

◆餃子文字で平和な時代願う 新宿の中華料理店

「令和」と書いた餃子を提供する「餃子の安亭」の佐々田新樹さん=新宿区で

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 新宿駅西口近くの中華料理店「餃子(ギョーザ)の安亭(あんてい)」は1日から、棒状の餃子で「令和」と書いた「ドリームジャンボ令和餃子」の提供を始めた。ボリュームは通常の餃子の5〜6人分。同様に「平成」も出しており、店主の佐々田新樹さん(55)は「新旧の元号の餃子を食べ、平成を振り返りながら令和の時代に思いをはせて」と願う。

 新元号の令和について「レイという音からゼロを連想した。プラスでもマイナスでもない地点から、穏やかで平和な時代になっていってほしい」。元号の餃子は一日各3皿の提供で定価は3150円だが、佐々田さんが宝くじのファンのため、発売中のドリームジャンボ宝くじを1枚でも持参すれば半額になる。26日まで提供する予定。

 来店した川崎市多摩区の大学生高橋潤さん(19)は「令という字は『にすい』を付けると『冷』になり、音も冷たいような印象を受けたが、人と人の譲り合いのある温かい社会になってほしい」と期待を込めた。 (杉戸祐子)

◆「文字すっきり」ゴム印製造開始

発表後、数時間で出来上がった新元号「令和」印=千代田区で

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 新元号が「令和」に決まったことを受け、事務用品などを製造販売する「日本法令」(千代田区)では、新元号のゴム印の製造が始まった。新元号印は、訂正用二重線印、元年の「元」の文字とセットで、順次発送される。

 一日午前十一時四十分すぎ、新元号「令和」が発表されると、同社オフィスでは、社員から「『れいわ』ってどういう漢字?」「いい響きかも」などと声が上がった。すぐにパソコンで制作した版下を基に、都内の工場でゴム印の製造を開始した。同社開発部の飯田義久部長(49)は「画数も多くなく、文字としてはすっきりした印象」と話した。

 同社では昨年七月から、新元号のゴム印の予約を受け付けており、既に三万本の注文が寄せられている。

 昭和から平成に改元した際、公的機関を中心に「昭和」と記載された書類が大量に残り、「平成」印に加え、訂正用印の注文が殺到した。 (山田祐一郎)

 

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