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【東京】

縄文土器から古里を知ろう 町田・成瀬会館で住民が企画展

展示品を見る住民ら=町田市で

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 縄文時代の土器が数多く出土した町田市南成瀬8の「なすな原遺跡」を知ってもらおうと、地元で縄文土器を紹介する展示会「成瀬の文化財を成瀬で見る学ぶ大作戦」が3日、成瀬会館(成瀬4)で始まった。地元のNPO法人が、文化財を通じて古里を知ってほしいと企画した。10日まで。入場無料。 (松村裕子)

 市の所蔵品を借り受け、人の顔を表現した土偶や、やかん型の土器など約五十点を展示。市文化財に指定されている「隆起線文(りゅうきせんもん)土器」と「透かし彫り土製耳飾り」は複製品を出品した。

 隆起線文土器が出土した時代は、縄文草創期の一万四千年前で、かつては縄文最古の土器とされた。耳飾りの出土した時代は縄文晩期の二千八百年前。十二点あり、最大直径五センチで精巧な細工が施されている。「一日限りの里帰り」と題し、市の協力で七日は市文化財の実物を展示する予定になっている。

 会場では、事前学習した住民が交代で説明を担当。耳飾りに目を留めた来場者は「精巧ですばらしいが、耳に付けるには重そうだな」と見入った。夫婦で訪れた地元の渥海清志さん(79)は「なすな原遺跡は知らなかった。自宅の近くでこれほどの遺物が出ているとは」と驚いていた。展示会を企画した中里猪一さん(84)は「地元の小中学生に見てほしい」と期待した。

 市文化財の実物展示に合わせ、七日午後二時から市の学芸員が講演する。

 なすな原遺跡は一九七〇年代、東急長津田車庫の建設に伴い発掘された。

 

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