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【東京】

全盲ロックピアニスト・野村さん 中野で7日、盲導犬支援チャリティーライブ

20回目の盲導犬のチャリティーコンサートを開く野村香介さん=中野区で

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 全盲のロックピアニスト野村香介さん(34)=立川市=は七日、盲導犬チャリティーライブを中野区弥生町一の「ミュージックバー メロディアトウキョウ」で開く。「盲導犬について知ってもらう機会になれば」と開催を重ね、今回が節目の二十回目。チケット一枚につき五百円を日本盲導犬協会に寄付する。 (竹谷直子)

 ライブでは、二〇二〇年東京パラリンピックに向けて作詞作曲した応援歌「永遠の扉」やディズニーソングなど約十五曲を演奏予定。ハープ奏者やボーカルら三人が共演する。

 野村さんは七歳で緑内障を発症。徐々に見えなくなり、八歳で失明した。ピアノを始めたのは十五歳のころ。同じ病気で失明した米国人ピアニストの故レイ・チャールズさんの曲をラジオで聞き、憧れた。「自分も弾きたい」という気持ちが強くなって、独学でピアノを始めた。

 一曲を弾けるようになると達成感を味わえたが、次の曲がなかなか弾けるようにならず、苦労の繰り返しだったという。

 行き詰まると「(ピアノの鍵盤は)八十八しかないから、この中を探せば音がある」と言い聞かせて練習を重ねた。二〇〇六年に初のライブを開催。以降、自身のライブやセッションへの参加など精力的に活動を続ける。ブルースやロックなど米国発祥の音楽が得意で「聞いてわくわくする。みんなと一体になって時間を共有できる感じが好きだ」と魅力を語る。

 盲導犬のライブを始めたのは、三年前の四月八日。目の不自由な飼い主を交通事故から守り、左前足を失った盲導犬「サーブ」の誕生日だった。

 日本盲導犬協会によると、盲導犬育成事業の約90%が寄付で成り立っている。現在、盲導犬を必要としている人は全国で約三千人いるが、実働する盲導犬は約九百四十匹(二〇一八年三月三十一日現在)にとどまっている。

 ライブは午後一時開演で、チケットは三千円(別にワンドリンクの注文が必要)。会場ではオリジナルバッジの販売もあり、一個三百円のうち百円を同協会に寄付する。予約はメロディアトウキョウ=電03(6317)8101=へ。

 

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