東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 東京 > 記事一覧 > 4月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【東京】

建設中の東京駅、写真原本 横須賀市の施設 地下倉庫で見つかる

神奈川県横須賀市の施設で見つかった建設中の東京駅の写真(市提供)

写真

 建設中の東京駅を撮影し、ネガから直接プリントした写真(原本)が神奈川県横須賀市の施設で見つかったと、同市が発表した。複製ではなく原本が確認されるのは珍しいといい、市は自然・人文博物館(深田台)で厳重に管理して活用方法を検討する。

 写真は、れんがを積む前の鉄骨を組み終わった頃の駅舎を皇居方面から捉えたもの。角度的にやぐらを組み、高所から撮ったとみられる。見つかった写真は縦20.5センチ、横53.5センチの大きさ。2017年2月、市西行政センター地下倉庫で、新聞紙に包まれているのを職員が発見した。

 台紙の情報では、写真は駅開業3年前の1911年7月19日に文京区の写真館「宮内写真場」が撮影した。市によると、同じ写真の複製は同写真館とさいたま市の鉄道博物館にあるが、原本はいずれも太平洋戦争で焼失し、現在は個人などが所有する数点しか残っていないとみられる。

 駅の構造を知る上で貴重な写真で、2007〜12年の同駅丸の内駅舎の復元工事は、複写を参考に行った。市の担当者は「細部まで鮮明に写っている。当時としてはかなりいい機材を使い、撮影には多額の費用がかかったのではないか」と分析した。 (福田真悟)

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報