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【東京】

インドでの日常を本に 国分寺の元中学教師・箱崎さんが出版

著書を手にする箱崎さん=国立市で

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 中学校の社会科教師を長年務め、歴史や憲法をテーマに作詞や歌唱を続けてきた国分寺市の箱崎作次さん(64)が、2017年から2年滞在したインドでの日常を本にまとめた「南天竺(てんじく)通信」(イズミヤ出版)を出版した。「少しあいさつをすると笑顔が返ってくる。温かい人たちがたくさんいた」と感謝の気持ちを込めた1冊。20日に国立市で報告会とコンサートを開く。(竹谷直子) 

 箱崎さんは一五年に定年退職後、海外で働きたいと思い、夫婦でインドのチェンナイに赴き、日本人補習授業校の教師を務めた。現地での日々を知らせようと、日本の機関紙に「南天竺通信」を寄稿。一七年四月〜一八年十二月に書いた百六十四本のうち、九十四本を著書に収録した。

 日課にしていた朝の散歩時の触れ合いや現地の小中学生との交流、寺院巡り、音楽鑑賞などの体験を、自らの視点を交えて描写。一週間の食事メニューやインドの物価、気候、宗教観なども取り上げ、事務手続きのいいかげんさなど「腹が立つこと」も率直につづっている。

 日本の憲法九条について、現地の人にアンケートした内容も紹介。核保有国のインドでも「平和へのよいステップ」など半数以上が好意的な答えだったという。箱崎さんは「インドのガンジーが貫いた非暴力や九条が世界に広まることで、平和を築いていけるといい」と話す。

 著書の出版に当たっては「インドの魅力を知ってもらい、シニア世代もどんどん海外に出て行って、友好の懸け橋になってほしい」と期待した。

◆20日に報告会とコンサート開催

 報告会とコンサートは二十日午後四時半〜六時半、国立市の「Public House&Cafe Celtic Moon」で開催。会費は三千円。滞在時に作詞し、福島県のシンガー・ソングライター佐藤香さんが作曲した九曲を披露する。著書は千五百円(税抜き)。問い合わせは箱崎さん=メールs_hakozaki@hotmail.co.jp=へ。

 

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