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【東京】

クラフトビール醸造所が三鷹に 地元産キウイ使用 飲食スペース併設

完成した醸造設備を披露する小笠原恵助さん

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 三鷹市下連雀に市内初のクラフトビール醸造所「OGA BREWING」が誕生した。目玉は、初登場の三鷹産キウイフルーツを原料に使って造った「キウイビール」。定評のあるキウイワインに原料を供給してきたJA東京むさしが提供した。JAは同醸造所へ地元産小麦の供給も検討しており、ビールを介した地場産品の生産、加工、消費の輪が広がりそうだ。

 クラフトビール醸造所は四つの発酵タンクや三つの仕込み容器などで構成。隣には併設の飲食スペース「カフェ フープ」がある。同市在住のデザイナー小笠原恵助さん(43)が昨年暮れに開設した。

 小笠原さんは、商業デザインの仕事でビールのラベルを手掛けたことなどが縁で、各地で盛んになっている小規模な醸造所による、素材や製法にこだわったクラフトビールの魅力に取りつかれた。全国三十カ所以上の醸造所を回って醸造ノウハウを学んだり、味を比べたりして研究に没頭した。六年前には三鷹駅近くで、各地のクラフトビールや委託製造したオリジナルビールを提供する飲食店を開業。「念願だった自前の醸造設備を持てた。ようやくスタートラインに立てた。多様性に富み、奥が深いクラフトビールの世界を紹介したい」と意気込む。

 キウイビールは三鷹産キウイを八十キロ使い、皮をむいた果肉を原料の一部にし、大麦や小麦、ホップなどと仕込んだ。果物のほのかな酸味や香りが特徴だ。三百三十ミリリットルで五百五十円(税別)。三月から五月まで、月あたり三百本程度を限定販売している。

 三鷹市内には三十五軒のキウイ生産農家があり、作付面積八・五ヘクタール、生産量は七十三トンと都内でトップ。

 問い合わせはカフェ フープ=電0422(29)8210=へ。 (花井勝規)

三鷹産キウイフルーツ(右)とキウイビール=いずれも三鷹市で

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