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【東京】

郵便制度の父・前島密の爪痕 墨田・郵政博物館で企画展 あすから

歌川広重(三代)の錦絵「横浜郵便局開業之図」。現在の横浜港郵便局が1875(明治8)年に開局した当時の風景。外国郵便が取り扱われた。正面バルコニーの菊花文形は大ガス灯=いずれも郵政博物館所蔵

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 日本の郵便制度の父と言われる前島密(ひそか)の没後100年を記念した「鴻爪痕(こうそうこん)−HISOKA MAEJIMA−展」が19日から、東京スカイツリータウン(墨田区)の郵政博物館で開かれる。6月16日まで。 (加藤行平)

 前島は一八三五(天保六)年、現在の新潟県上越市の旧家に生まれた。十二歳で江戸に赴き、砲術、機関学、英語などを学んだ。明治維新後は明治政府の官僚として通信・交通インフラの整備に努める。

 鴻爪痕は前島の号で「渡り鳥の爪の跡」の意味。「渡り鳥の爪の跡は跡形もなく消えてしまうように、人の業績も風化して消える」という意味が込められている。

 前島は維新後、欧米の通信ネットワークに接続できるように、早くから国内の郵便制度の整備に尽力した。

前島密

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 同展では前島が郵便制度を構築していく過程や当時の前島の思いを所蔵資料で紹介。同館の井上卓朗館長は「前島は日本の近代化に最も重要なものは『情報』と、誰よりも早く認識し、郵便制度をつくり上げた」と指摘する。

 期間中、記念シンポジウム「日本文明の一大恩人前島密考」(五月二十五日午後一時十五分)や前島密講座「鴻爪痕−前島密創業の精神と業績」(六月一、二日午後二時)などを行う。改元記念として四月二十七日〜五月六日に皇室関係の切手展も開催する。

 午前十時〜午後五時半。会期中の休館日は四月二十二日、五月十三、二十日、六月十日。入館料は大人三百円、小中高生百五十円。問い合わせは、郵政博物館=電03(6240)4311=へ。

 

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