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【東京】

<統一地方選>区長選 候補者の横顔(3)

(届け出順。年齢は投票日基準。年齢横の表記は、左から、公認政党、現新元別、当選回数、推薦を受けた政党)

◇北区(3候補)

◆毎日ブログ書き続け15年

 音喜多駿(おときた・しゅん)さん(35) 諸新

 「長期政権による明確な規律の緩みで、弊害が起きている。区政が変わらなければ、取り返しがつかない」と、都議の任期を残し、出馬を決めた。

 東日本大震災の惨状を目にし、「いつまで命があるかも分からない。今挑戦しないと後悔する」と、政治家になると決意した。昨年十月には地域政党「あたらしい党」を立ち上げた。

 広報戦略として、「北区」の区名変更を提案する住民投票を公約に盛り込み、「情報公開を徹底し、区民と向き合っていく」。学生時代から十五年ほど、ブログを毎日書き続ける。妻と子ども二人の四人暮らし。

◆地元に残る自然を訪ねる

 川和田博(かわわだ・ひろし)さん(68) 無新=共

 「どんなときも住民が主人公の街に」。強い思いで、二回目の区長選に挑む。

 前回選挙後は反原発や反戦運動、市民と野党の共闘に向けて奔走した。市民活動などに取り組む有志と、昨年夏ごろから区政課題の勉強会や懇談会を開催。区長選の候補者擁立に向けて発足した市民団体「未来のまちをつくる会・北区」では代表世話人に就いた。「こうした団体から出馬できる誇りと責任を感じる」と気を引き締める。

 生まれも育ちも北区。区内では公園などの自然が残るエリアが好きで、よく訪れる。二人の子どもは独立し、妻と二人暮らし。

◆少年野球の始球式で力投

 花川与惣太(はなかわ・よそうた)さん(84) 無現<4>

 全国の区市長で最高齢。投開票日に八十四歳になるが、少年野球の始球式で力強い投球をするなど、元気いっぱいだ。区の優先課題「長生きするなら北区が一番」を自ら実践してきた。

 日々の健康法は街へ出ること。区民からもらうエネルギーを、区政にも反映させるという。「人には任せられない」と、妻と暮らす自宅では食器洗いや洗濯を担っている。

 出身地は岩手県釜石市。上京後に住んだ北区で、「人のためになる」と決意したのが政治の原点。区議、都議を経て、区長を四期務めた。自己評価は「百点満点」と胸を張る。

◇板橋区(2候補)

◆妻と出掛ける登山が趣味

 松島道昌(まつしま・みちまさ)さん(64) 無新=立共由社

 「性格はおせっかい。頼まれたら嫌とは言えない。今回はまさにその典型」と笑う。六期務めた区議の引退を決めたら、脱原発で意見を同じくする市民グループから区長選への出馬を要請された。「原発ゼロに保守も革新もない。みんなが一つにまとまれば、板橋を変えられるチャンスになる」と決意した。

 「区議として十分やってきたが、脱原発や区長退職金の廃止は区長でなければできない」。尊敬する政治家は翁長雄志・前沖縄県知事で住民参加の街づくりを掲げる。趣味は夫婦での登山だが、山に関しては妻の方が上級者らしい。

◆書道を楽しむ時間大事に

 坂本健(さかもと・たけし)さん(59) 無現<3>=自国公

 都議から転身し、三期十二年務めてきた。区役所南館の新設、独自の放課後対策事業、民・学・公連携による高島平団地の街づくりなどを実績に挙げるが「まだ課題解決の途中。二〇二五年までの基本計画を進める重要な時期にある」と区政の継続を訴える。

 テーマは「東京で一番住みたくなるまち」。最優先課題として児童相談所を備えた子ども家庭総合支援センターの設立を目指す。

 板橋生まれ、板橋育ち。「街道文化、産業、自然など多様な地域性があるのが板橋の魅力」。趣味は書道。集中して楽しめる時間を大事にしている。

◇江戸川区(主な2候補)

◆矢沢ファンのラガーマン

 斉藤猛(さいとう・たけし)さん(56) 無新=自公

 公務員の家庭に生まれ、福祉の仕事がしたくて江戸川区役所に入った。「誰もが気軽に集える福祉の拠点をつくりたい」。区内八カ所に広がる「なごみの家」の開設に携わった。

 教育長をしていた昨年八月、多田正見区長から後継指名を受けた。責任の重さに悩んだが、「区長の意に沿うことが区の発展につながるのなら」と決断した。

 ラグビー歴は四十年。本職はフォワードの花形、ナンバーエイトだ。読書感想文の題材に選んでしまうほど矢沢永吉さんの根っからのファン。「音楽も言動も全てが神がかっている」と思わず口調も熱くなる。

◆「社会を変えたい」が原点

 沢田俊史(さわだ・しゅんじ)さん(68) 無新=共

 共産党職員として、市民の暮らしや中小企業の支援を担ってきた。杉並区在住だが、「東京全体に目を配ってきたので」と地域にこだわりはない。四年前の前回に続いて立候補した。

 石川県出身。中央大時代は学生運動に熱中した。大学がロックアウトされ、喫茶店で政情を語り合った。実家は開業医で、医師になるのを周りも望んだが、「社会を変える人生にしたい」と政治の道を選んだ。

 近所の居酒屋店主の勧めで、十二年前から俳句に親しむ。最近の一句は「朝顔の 露白杖(はくじょう)の 手に触れん」。視覚障害者の感覚の鋭さに感動して詠んだ。

 

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