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【東京】

これからも笑い届ける 豊洲の社会人落語会、四半世紀

プログラムを手に話し合う小林敬さん(左)と松嶋安隆さん=江東区で

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 江東区豊洲で活動する社会人落語会「都笑亭(とわいらいとてい)」が今春、活動開始から25周年を迎え、25日に記念の寄席を開く。工場地帯からオフィスビルと高層マンションが立ち並ぶ街へ、大きく変貌する地域で活動を成熟させてきたメンバーは「25年前、今の自分たちの姿も街の変化も想像できなかった」と振り返る。 (杉戸祐子)

 都笑亭が発足したのは一九九四年。港区赤坂から移転したITサービス業「日本ユニシス」の落語好きの社員七人が始めた。会を開くのは平日の夕方。「豊洲で働き始めた自分たちと、住んでいる人たちの交流の場にする意図もあった」。当時から席亭を務める小林敬さん(74)は語る。「宵のたそがれ時」という意味を持つ「トワイライト」とからめ、都笑亭と名付けた。

 豊洲文化センターで同年五月に開いた初回の来場者は三十七人。全員が同僚だった。以後、地元の銭湯や飲食店に手作りのチラシを張ってもらうなどして宣伝にも力を入れ、百人以上が安定的に訪れるようになった。木戸銭は五百円でプロの落語家を招く時は千円。メンバーの入れ替わりはあったが、十人程度で地道に活動を続け、年四、五回ペースで寄席を開催。二月に百二十回目を迎えた。常連客も多く、来場者は延べ一万四千人を超える。

 「河内家るぱん」として初回から出演している会社員松嶋安隆さん(61)は通勤電車を目的地の一駅手前で降り、歩きながら練習して高座に上がる。「客席が笑いで揺れるのを感じると、次もやろうと思う」。小林さんは「終演後の気持ちいい空気はかけがえのないもの。お客さんが来てくれる限り続けたい」と話す。

 二十五周年を記念する寄席は二十五日のほか、七月十日、八月四日、九月二十日、十二月六日にも同センターで開催予定。詳細はホームページ(「都笑亭」で検索)から。問い合わせは同センター=電03(3536)5061=へ。

高座の様子(都笑亭提供)

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