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【東京】

馬上から見事的中 台東で流鏑馬

馬上から的を狙って矢を放つ射手=台東区で

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 鎌倉武士の狩装束を身にまとい、疾走する馬上から三つの的を次々と射抜く「浅草流鏑馬(やぶさめ)」が二十日、台東区の隅田公園内特設馬場(花川戸一)で行われた。

 江戸時代の浅草神社の正月行事を、区が一九八三年に観光行事として復活させた。国際交流のため、十九カ国の大使館関係者を招待。「流鏑馬、始めませい」と命じる総奉行役は、国交樹立百五十年を記念して、駐日オーストリア大使のフーベルト・ハイッスさんが務めた。

 射手は、鎌倉時代の伝統を今に伝える小笠原流の門人たち。白い砂を敷いた長さ約三百メートルの馬場を、二十数人が「いんよーい」の掛け声で勇壮に馬に乗って駆け抜け、五十四センチ四方の的を狙った。

 青空の下、新緑がまぶしい馬場の脇は約二万人の見物客でぎっしり。板製の的には命中すると紙吹雪が舞う仕掛けもあり、見事当たると、観客からは「おー」とどよめきが上がり、射手に大きな拍手が送られた。

 友人に誘われて初めて来たという近くに住む阿久津和男さん(78)は「馬の駆ける迫力がすごかった。的に当たった瞬間は『ワーッ』と気分が高揚した」と話していた。 (井上幸一)

 

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