東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 東京 > 記事一覧 > 4月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【東京】

ラテンフェスの灯、消さない 危機乗り越え 来月11、12日に西尾久で開催

シンコ・デ・マヨ西尾久2019をアピールする山岸一公さん=荒川区で

写真

 下町風情あふれる荒川区西尾久で、南北アメリカ大陸の音楽や食を楽しめるフェスティバル「シンコ・デ・マヨ西尾久2019」が五月十一、十二日に催される。音楽関係者らと地域の商興会がタッグを組み、都内で二〇一三年から続いてきたフェスの消滅危機を乗り越えた。二十九日まで、インターネットで開催資金を募るクラウドファンディングを実施している。 (中村真暁)

 フェスの両日、マリネラやサルサのバンドやダンスチームなど約十組がステージでパフォーマンスを披露。中南米料理のブース出店もある。午後六時からは、地域の飲食店四店でパーティーもある。

橋本進吾さん

写真

 実行委員会によると、シンコ・デ・マヨはスペイン語で「五月五日」の意味。一八六二年のこの日に、フランス軍を破ったことを祝うメキシコの祭りが米国に広がり、気軽なイベントとして各地に浸透した。日本でも二〇一三年から、代々木公園やお台場でこの季節に催され、二日間で五万人以上来場する年もあったという。

 しかし今年は、資金不足や会場確保が困難となり、前回までの主催者が開催を断念。荒川区で音楽教室を経営し、五年前からフェスの音響や照明を担ってきた橋本進吾さん(51)が「明るく、楽しいイベントで、なくなるのを惜しむ声も聞かれた。どうにかしたい」と立ち上がった。

 映画製作や音楽イベントを通じて、にぎわい作りを進めていた西尾久地域の「遊園地通り商興会」に昨年末、開催を提案。会長の山岸一公(かずきみ)さん(59)は「この地域を、さまざまな表現が実現できるプラットフォーム(基盤)にしたいと思ってきた。断る理由は何もない」と快諾した。

 橋本さんは、これまで出演してきたラテンダンサーやバンドメンバーら十人と実行委を新たに発足させ、委員長に就いた。「楽しい雰囲気を残しつつ、下町の人々ともっと関わり、楽しめるフェスに」と意気込む。

 フェスは両日午前十〜午後六時、荒川遊園グラウンド(西尾久八)で。入場無料。ステージには高齢者らに配慮した優先席を設け、ケアマネジャーも配置する。五十万円が目標のクラウドファンディングは、フェスのサイト(「シンコ・デ・マヨ」「キャンプファイヤー」で検索)から。問い合わせは、実行委=電03(5848)4032=へ。

昨年、お台場で開かれたシンコ・デ・マヨの様子(実行委員会提供)

写真
 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報