東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 東京 > 記事一覧 > 5月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【東京】

足立区長選 候補者の横顔

 十九日告示された足立区長選は、いずれも無所属で、四選を目指す現職の近藤弥生さん(60)=自民、公明推薦=と、新人で元都議大島芳江さん(69)=共産推薦=の一騎打ちとなった。まちづくりのビジョンや子育て支援などを巡り、論戦を展開する二人の横顔を紹介する。 (大沢令)

(届け出順)

◆貧困対策に本腰入れる

 近藤 弥生(こんどう・やよい)さん(60) 無現<3>=自公

 学校に行っても居場所が見つからず、生きづらさを感じていた。高校では保健室に通って先生に話を聞いてもらった。振り返っても、ほのぼのとした思い出はないという。

 「今はこんな仕事をしているので、信じてもらえませんけど」。青春時代につらい経験をしたからこそ、貧困対策や居場所作りなど子どもの支援に気持ちが動くという。

 二〇〇七年に初当選し、三期目。治安や子どもの学力向上などに注力した。大学誘致など実績を積み上げてきたが「区のマイナスイメージを完全に払拭(ふっしょく)できていない」として、自己採点は「七十点」にとどめた。

 今後は健康、災害対策を区政運営の柱に掲げ、貧困の連鎖を断つ取り組みにも本腰を入れるという。

 趣味は写経や神社仏閣巡り。気分転換になり、アイデアが浮かぶこともある。先の連休では、高校の時にファンだったロックバンド「クイーン」の軌跡を描いた映画「ボヘミアン・ラプソディ」をDVDで繰り返し見たという。

 座右の銘は「継続は力なり」。「人より長くやり続けないと形にならない」というのが持論だ。母親と同居している。

◆区民の痛みに寄り添う

 大島 芳江(おおしま・よしえ)さん(69) 無新=共

 区の福祉事務所で生活保護を担当するケースワーカーを経験した。それが政治家を志す原点になった。

 窓口を訪れる人の多くは病気で仕事に就けないなど自力ではどうにもならない現実に直面し、経済的に困窮していた。

 「救うべき人が救済されていない。健康で文化的な最低限度の生活を営む権利は、本当に保障されているのか」。現場で感じた政治への疑問がきっかけで、共産党に入党。労働運動などで女性の地位向上などに力を注いだ。

 区議時代の一九九六年には共産党系の吉田万三区長が誕生し、少数与党の区議団長として支えた。予算などを巡り当時の野党と激しい攻防も経験した。

 都議も務めた。二年前に引退していたが、区議の時に与党、野党を両方経験するなど豊富なキャリアに区長選への白羽の矢が立った。「区民の痛みに寄り添い、区政を変えるために先頭に立つ」と決意した。

 座右の銘は「置かれた場所で咲きなさい」。渡辺和子さんのベストセラーになった同名の著書を読んで感銘を受けたという。

 趣味は、フラワーアレンジメントや歌舞伎鑑賞。長男と同居している。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報