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【東京】

ダイナミックに躍動の美描く 東京五輪・パラリンピック 障害者アートで大会応援

展示会場で制作した作品「走り幅跳び」(左)について話す中垣さん

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 知的障害のあるアーティストが東京五輪・パラリンピックをテーマに描いた絵画展「Pure Passion Power」が開かれている。五輪ボランティアの面談や説明会が行われているJR有楽町駅近くの「東京スポーツスクエア」で、31日まで。 (杉戸祐子)

 聖火をダイナミックに描いたり、棒高跳びの躍動感を表現したり。会場にはサッカーやボルダリング、空手などの競技の様子や応援する観客を描いた色とりどりの作品三十点が並ぶ。

 制作したのは、パソナグループの特例子会社パソナハートフルで「アーティスト社員」として働く十代から三十代の男女十二人。全員知的障害がある。同社は一九九二年、アートを通じた自立支援プロジェクト「アート村」を開始。二〇〇四年から、芸術制作を業務として行う制度を導入し、各自の障害の程度や関心に合わせてアーティストとして育成している。

 社員の中垣真琴さん(30)は「走り幅跳び」と「車いすテニス」の二作品を出展した。「走り幅跳び」は八十センチ×六十五センチのパネルいっぱいに義足のパラリンピアンが跳躍する様子を、競技写真を参考にして描写。背景には、アール・ヌーヴォーの作家アルフォンス・ミュシャの作品から想起したデザインを色鮮やかに施した。「義足をつけて高く跳ぶ選手の力を絵を通して表現できた」と振り返る。

 アート村を担当する千田貢美加(くみか)さん(46)は「サポートを受ける側になることも多い障害者が、アーティストとしてアスリートを絵画に描いて応援することに意義がある。五輪・パラリンピックに向け、今後も世界中から訪れる人々に見てもらえるようにしたい」と話す。

 午前十一時〜午後七時。二十一、二十五、二十九日は休館。観覧無料。問い合わせは、パソナハートフル「アート村」=電03(6734)1093=へ。 

 

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