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【東京】

仙川の「駅前桜」助けてあげて 調布市に市民グループ要望

上から見た駅前桜。下から見上げると「満開」に見えたが上部の枝は花はおろか芽さえつけていなかった=4月2日、調布市の京王線仙川駅前で

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 調布市の京王線仙川駅前にある通称「駅前桜」を枯死の危機から救ってほしいと、市民グループ「仙川出会いふれあいの会」の本間紫蘭堂(しらんどう)代表らが二十二日、市役所に長友貴樹市長を訪ね、要望書を提出した。 (花井勝規)

 同会は四月二日に駅前桜の下で開いた恒例のチャリティーコンサートで「樹勢回復」「延命治療」を訴えて集めた募金約四十八万円を市に届け、対策工事を要請してきた。市はこれに応え、来週に枯れている枝の剪定(せんてい)や幹の日焼け止め、周囲一メートルの透水性舗装の除去、樹勢回復のための薬剤注入などの工事計画を決定。費用は百数十万円になるという。

 これに対し同会は「市の計画では抜本的な改善にならない。透水性が衰えている透水性舗装を周囲六十平方メートル分はがし、すべて交換すべきだ」と求めた。

 長友市長は「駅前桜への愛情はよく分かる。手だては尽くしたい」と、市の工事で樹勢回復に効果が出るかを見極める方針を伝え、理解を求めた。

 駅前桜は一九四一年に植樹されたソメイヨシノで、樹齢約八十年の老木。毎年、美しい花を咲かせ、地元の人たちに愛されてきたが、二〇〇〇年秋に駅前の再開発計画が持ち上がり、伐採の危機に。市民らの署名運動が実り、市が伐採を中止した経緯がある。

 ただ、八年前に周囲は透水性舗装に変更されたものの、駅前桜の立地は過酷な環境にある。今春は初めて枝全体の半分が花を付けない枯死の兆候を見せた。 

長友市長(右)に要望する市民団体のメンバーら=調布市役所で

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