東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 東京 > 記事一覧 > 5月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【東京】

双子や三つ子の多胎児家庭に支援届けたい 母親グループ 冊子制作へアンケート

多胎児家庭向けの冊子を制作するツインズエイドの稲垣さん(下段右から3人目)らメンバーと子どもたち=北区で

写真

 双子や三つ子の多胎児家庭に必要な情報を届けようと、主に都内で活動している多胎児の母親グループ「ツインズエイド」は、多胎児家庭向けの冊子作りを進めている。多胎児の親が対象のネットアンケートを六月十二日まで行っているほか、七月には多胎児の妊娠家庭を対象に「プレファミリー教室」を北区で開き、寄せられた声を編集にも生かす。 (中村真暁)

 三歳の双子を持つ代表の稲垣智衣(ともい)さん(40)は、双子ならではの育児の大変さを実感してきた。授乳やおむつ替え、入浴や食事は常に二人分。睡眠時間は一日一時間のこともあり、体力的にも精神的にも追い詰められた。

 双子育児は必要な物も違った。例えば肌着は「忙しくて洗濯すらできない」と、五枚程度とされる一人分よりはるかに多い三十枚以上を二人に使った。「正しい情報は不足しがちで、必要以上に不安をあおるネット記事も。妊娠中から必要な情報を伝えられれば」と、思いを強めてきた。

 多胎児家庭のサークルを昨年三月に北区で立ち上げ、秋にはツインズエイドの前身グループで必要な情報を届ける「教室」も初めて開いた。孤立しがちな母親らの状況もさらに見えるように。「妊娠、出産後の経験を忘れていない今だからこそ、伝えられることがある」と、冊子制作に取り組み始めた。

 教室やその後の取材で母親らの不安を聞き、専門的な知識や社会的資源の情報を盛り込んで、冊子は本年度中にも完成させる。初めての外出先や時期などにも触れて「少しでも孤立を防ぎたい。先輩たちの生の声から、明るく未来を紹介したい」と力を込める。

 三月には、愛知県内で三つ子の一人を虐待死させたとする母親が実刑判決を受けた。「ひとごとではないと感じた。多胎児家庭の置かれる状況はまだまだ知られず、課題や不安を明らかにし、社会に広く訴え、社会的支援からこぼれ落ちる人をなくしたい」と思いを強める。

 アンケートは多胎児を妊娠中か育児中の母とパートナーが対象。プレファミリー教室は、七月二十一日午前九時四十五分から、北とぴあ(王子一)で。七月十二日までに申し込む。参加費は一家族千円。多胎の妊娠や出産に関する基礎知識や子育てサービスの紹介がある。問い合わせや申し込みは、ツインズエイド=twinsaid.jp@gmail.com=へ。

◆多胎児の親向けアンケートはこちらからご覧いただけます

写真
 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報