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【東京】

<東京人>純喫茶宣言! 喫茶店文化を引き継ぐ

西荻窪の「村田商會」。店先には、かつて喫茶店で使われていた家具が並ぶ

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 長く営業を続けてきた喫茶店の家具などを引き取り、使われていた店の名前を出して販売する「村田商會(しょうかい)」。店主の村田龍一さん(一九八一年生まれ)は、学生の頃に喫茶店の魅力に目覚め、訪れた喫茶店は千店以上という大の喫茶店好き。二〇一五年に勤めていた会社を辞めて、インターネットショップの「村田商會」を立ち上げました。

 「最近は、昔ながらの個人経営の喫茶店が次々と閉店しています。それと同時にお店の椅子やテーブルもなくなってしまうのは、とても惜しい。これを欲しいと思う人は、私の他にもいるのではないか、という思いから始めました」と、村田さんは語ります。

 独特なしつらえの喫茶店の家具や調度品は、若い人たちにも人気が高く、新しく喫茶店を始めるために購入するというケースも少なくないそうです。

 今年の一月には、店主が高齢のために閉店した西荻窪の老舗喫茶店「POT」の店舗をそのまま借り受け、喫茶店と家具や食器などを販売する実店舗をオープンしました。

 「やりようによっては、まだまだ小さいお店も頑張れる、喫茶店文化は滅んではいないんだぞということを示したい。尊敬する老舗喫茶店の存在感に少しでも近づけたらと、日々営業を続けています」

 「昭和の遺産」とも言われる喫茶店ですが、その文化は若い世代にも確実に引き継がれています。(「東京人」編集部・網倉俊旨)

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 「都市を味わい、都市を批評し、都市を創る」をキャッチコピーに掲げる月刊誌「東京人」の編集部が、6月号の記事をもとに都内各地の情報をお届けします。問い合わせは、「東京人」編集部=電03(3237)1790(平日)=へ。

 

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