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【東京】

安心でおいしいお米 福島・天栄村の生産者と八王子の園児が田植え

田植えをする園児たち=八王子市で

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 八王子市裏高尾町の「みどり幼児園」で三日、東京電力福島第一原発事故の後に「放射能汚染ゼロ」の米作りをしていて、交流を続けている福島県天栄(てんえい)村の生産者と、園児らが一緒に田植えをした。 (萩原誠)

 田んぼは園舎西側にあり、5メートル×3メートルほどの広さで、保護者らがつくった。この日は3歳〜6歳の園児26人と保護者、天栄村の生産者でつくる「天栄村ファームコンソーシアム」のメンバーらが参加。生産者の吉成邦市さん(60)らが30センチごとに赤い目印がついたロープを田んぼに張り「目印のところに植えていってね」と説明。園児らは恐る恐る田んぼに足を入れ、天栄村産の種もみから育てた苗を植えていった。

 吉成さんらは、福島第一原発事故による放射性物質を稲が吸着しないよう栽培を工夫し、2011年秋から「放射能汚染ゼロ」の米作りに成功。みどり幼児園では12年に天栄村の米作りに関する講演会を開催して以来、交流が続いている。園での田植えは14年に始めた。

 園児たちは稲の成長を見守り、秋には収穫し、おにぎりなどにして食べるといい、食育の場にもなっている。吉成さんは「一生懸命に説明しないと福島の米を取り扱ってくれない店もいまだにある。風評被害はなくならないし、安全性を理解されないまま風化しつつある」と現状を懸念。「園児やご家族と交流して理解してもらえるのはとてもうれしい」と話した。

 

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