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【東京】

辺野古「工事中止を」 陳情、請願 市議会に相次ぐ 多摩地域の市民ら

新基地建設中止を求める意見書案を可決した小平市議会=2月

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 米軍普天間(ふてんま)飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の名護市辺野古(へのこ)への移設を巡り、新基地建設工事の中止や慎重な対応を求める請願、陳情の六月市議会への提出が多摩地域で相次いでいる。提出者が沖縄出身者だけでなく、地域の市民有志らに広がっているのが特徴。沖縄が反対の民意を明確にしているにもかかわらず、工事を進める政府への疑問や批判が強まっているとみられる。 (松村裕子、服部展和、竹谷直子)

 町田、三鷹市では市民団体が紹介議員が必要な請願を提出。国立、東村山、調布、多摩市では市民らが陳情した。いずれも議会に対し、新基地の建設中止や、建設のための埋め立て中止が大多数を占めた沖縄県民投票の結果尊重を求める意見書を国などに提出するよう要請している。

 町田で建設断念を求める請願をした「沖縄とわたし@町田」は、沖縄の民意を支援しようと千四百七十九人の署名も集めた。請願代表で市内のイラストレーター三田玲子さん(71)は「市民が立ち上がれば次の活動につながる。各地に波及させたい」と意欲を見せる。

 三鷹の「辺野古に基地はいらないin三鷹」の請願は、沖縄の民意尊重を求める内容。広く賛同を得たい考えから「少なくとも対話を」と建設中止に踏み込んでいない。請願代表で市内の介護士田中祥士(さちお)さん(38)は「沖縄以外の人が沖縄を考えるきっかけになれば」と願う。

 東村山ではパート泉みどりさん(70)が「『いのちの海』を未来に引き継ぐことは、いまを生きる私たちの責任ではないでしょうか」との陳情書を提出。昨年に辺野古の抗議活動の現場を訪れており「沖縄の現実を少しでも知ってもらいたかった」と語る。

 国立では、沖縄出身で県民投票を主導した市民団体代表で、市内の大学生元山仁士郎さん(27)が陳情。出身者以外の請願や陳情の動きに「行動してくれてうれしい。つながっていければと思う」と期待した。

 多摩地域では、これまでに小金井、小平市で建設中止の陳情、請願が採択された。いずれも、内容を踏まえた市議会の意見書可決につながっている。

 

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