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【東京】

町田市立博物館 45年の歴史に区切り 閉館記念で市長と館長が対談

趣のある外観が特徴の市立博物館=町田市で

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 町田市立博物館(本町田)が十六日、最後の企画展「工芸美術の名品」を終えて閉館し、四十五年の歴史に幕を閉じた。最終日は、ガラスと陶磁器の収蔵品を受け継いで二〇二四年度に開館予定の国際工芸美術館へつなぐイベントとして、石阪丈一市長と博物館の伊藤嘉章館長が館内で対談した。 (松村裕子)

 伊藤館長は、過去に最も入場者の多い展覧会はボヘミアングラスで、二番目は町田の縄文時代がテーマだったことを紹介し、博物館の豊富な収蔵品や約二百七十回という企画展の多さを強調。石阪市長は「工芸美術館では実用品を飾ったり、来館者がガラスを吹いたりと、今までなかったことをしたい」と抱負を語った。

 四月二十日に始まった企画展の入場者は今月十三日に一万人を超えた。一万人目の同市、主婦松村みゆきさん(44)、穂南さん(11)親子には十六日、同館の東南アジア陶磁器コレクションにちなんでベトナムの皿が贈られた。松村さんは「実家が近所で博物館は幼いころから身近だった。ボヘミアングラスが好きで、しみじみと見た」と話した。

    ◇    ◇

 博物館は一九七三年、市内の埋蔵文化財を展示する郷土資料館として開館した。鉄筋コンクリート造り地下一階、地上二階建て延べ約千四百平方メートル。モダニズムと和風建築で知られる建築家山口文象(ぶんぞう)さん(一九〇二〜七八年)が設計した。大屋根が特徴で、石の外観が自然あふれる周囲の景観と調和している。

 七六年に博物館に改称。陶磁器やガラスなど美術工芸品の収集と展示も始めた。所蔵品は約一万四千件。工芸美術館は市内の別の場所に建設されるため、地元自治会は博物館の建物の保存と活用を要望しているが、石阪市長は老朽化が激しいとして「いずれ解体する」との考えを示している。

石阪市長(右)から皿のプレゼントを受ける1万人目の松村さん親子=町田市で

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