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【東京】

Tシャツ購入で小学校に楽器を 葛飾の有志がプロジェクト

販売するオリジナルTシャツを着て協力を呼び掛ける菊永健吾さん(右)と山口翔さん=葛飾区で

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 オリジナルTシャツを売った収益で地元の小学校に楽器を贈るプロジェクトを、葛飾区の有志グループが続けている。五年目で初めてプロのデザイナーがイラストを担当し、より幅広い年代に手に取ってもらえるように仕上げた。今年も販売の時期を迎え、メンバーは協力を呼び掛けている。 (加藤健太)

 有志グループは金町駅周辺の若手飲食店主ら六人でつくる「レペゼン金町」。音楽好きのメンバーたちは二〇一五年、「愛着のあるこの街を音楽で盛り上げよう」と活動を始めた。小学校で楽器が足りていない事情を知り、楽器を寄付することにした。

 資金集めのため、絵が得意な知人にTシャツのイラストを頼み、毎年デザインを変えて、これまで計約一千八百枚を販売。地元の店舗も協賛し、受注の窓口となってきた。協賛店として協力してきたスポーツジム経営の山口翔さん(37)は今年からグループにも加わり、「ともに盛り上げていきたい」と意気込む。

 各学校の状況を聞き取った上で、トランペットやドラムセット、和太鼓などの楽器を購入、金町駅周辺の十三校に、総額百二十万円分以上を贈ってきた。昨年は北野、水元、東水元の三つの小学校に十万円分ずつの楽器を届けた。今年の贈り先は区内二つの特別支援学校に決まっている。

 発起人で飲食店経営の菊永健吾さん(41)は「学校に呼んでもらい、贈った楽器で演奏を聴かせてくれた時は感動した。本業との両立は大変だが、やって良かったなと思えた」と語る。

 今年のTシャツは黒を基調に、楽しげに楽器を演奏する子どものイラストをあしらった。知り合いのデザイナーが企画に賛同して無償で描いてくれたという。昨年三千円だった価格は経費を見直して一枚二千五百円にした。サイズはS〜XLまで四種類。十五日に販売を始め、約八十の協賛店舗で七月三十一日まで注文を受け付けている。

 菊永さんは「子どもたちが音楽に親しむ機会を増やしたい。今後は金町駅前で音楽イベントも開いてみたい」と構想を膨らませている。

 

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